化学の基礎(化学)
 Basic Chemistry (Chemistry)
 担当教員:飯島 隆広(IIJIMA Takahiro)
 担当教員の所属:学士課程基盤教育機構
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般・発展)
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
化学は物質が示す様々な現象・性質・変化を原子や分子のレベルで捉え理解する学問です。その基礎を身に付けることがこの講義のねらいです。

【授業の到達目標】
1)原子の構造と軌道の概念を理解できる。
2)軌道を基にして化学結合を理解できる。
3)原子・分子の集合体としての性質を理解できる。

【授業概要(キーワード)】
原子構造、周期律、化学結合、物質の三態、学生主体型授業(アクティブラーニング)▲

【科目の位置付け】
高等学校から大学の専門科目への橋渡し的な位置づけとし、大学での学習及び生涯にわたる学習への基盤となる力を養う。

【授業計画】
・授業の方法
毎回、講義(60分)と演習(30分)を行います。講義はスライドを用いて進めます。演習では、各回の講義に関連する問題を解いて理解を深めます。演習の時間だけでなく、講義中にも練習問題を解いていきます。問題を解く時は周りの人と相談しながらでOKです。
・日程
15回の授業で以下の項目を扱います。
1)原子の構造
2)量子論と軌道関数
3)原子の電子配置と周期律
4)化学結合(イオン結合、共有結合)
5)その他の結合(水素結合、ファンデルワールス力)
6)分子の立体構造
7)固体の性質
8)液体の性質
9)気体の性質

【学習の方法】
・受講のあり方
予習の段階でよく分からなかったことを理解できるようにして下さい。また、必要に応じメモをとって下さい。
・授業時間外学習へのアドバイス
E-Learningシステム(WebClass)にアップする資料や教科書を授業の前に一読しておきましょう。また、その日のうちに授業ノートや資料、教科書を復習・整理して下さい。

【成績の評価】
・基準
1回の試験を実施し、原子の構造、元素の周期律、分子の構造、化学結合、原子・分子の集合体(物質)の状態について理解できているかを基準に評価します。
・方法
平常点(30%)と期末試験(70%)の合計で評価します。平常点は演習の得点です。

【テキスト・参考書】
テキスト:学術図書出版 化学(第4版) 物質・エネルギ-・環境 2200円
参考書:適宜紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
大学の化学の基礎を学びます。受身ではなく、積極的に学習して下さい。
・オフィス・アワー
火曜日の13:00-14:00(基盤教育1号館2階飯島研究室)としますが、これ以外も在室時は随時対応します。

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