地方で考える(山形から考える)
 Thinking in Rural Area (Thikng Outside Yamagata)
 担当教員:東山 禎夫(HIGASHIYAMA Yoshio)
 担当教員の所属:COC+推進室
 開講学年:1年,2年,3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
人口減少のひずみと高齢化が進んでいる地方では、産業の空洞化、雇用の喪失、インフラの衰退などの問題が深刻化しています。人口減少先進地の山形県が現在抱える課題解決に向けて、若者の視点から産業のありかた、人の生き方を考えながら、豪雪地帯である米沢市を事例にとり、地域の活性化、地域創生の方法について探ります。

【授業の到達目標】
地域の問題がわかる
少子高齢化の問題がわかる
課題解決法が身につく
コミュニケーションの取り方がわかる

【授業概要(キーワード)】
少子高齢化、地方創生、課題解決、アイデアの創出、グループプロジェクト,学生主体型授業(アクティブラーニング▽●◎)

【科目の位置付け】
地域を活性化するアイデアを出し、グループで議論を重ねながら、「地方創生」を担う人材の基礎となる考える力とコミュニケーション能力を身につける。

【授業計画】
・授業の方法
少子高齢化社会に関する講義、山形県米沢市の職員による講演・質疑応答から解決すべき課題を確認する。現地を訪れ、住民との意見交換を行いながら課題を深く掘り下げる。課題解決に向けてアイデアを出し合い、グループ討論を行いながら、実現可能な解決法を見出す。市役所職員、市民に対して課題解決の提案を行う。
・日程
第1回 山形に住むこと・地方で住むこと
第2回 地方の問題を考える 
第3回 人口減少社会
第4回 アイデア創出の技法
第5回 米沢市の現状と解決すべき課題(市の職員による講演)
第6回 解決したい課題を取り上げる(グループ討論)
第7・8回 米沢市探訪・住民との対話(フィールドワーク5月25日(土)予定 交通費負担なし)
第9回 米沢市の課題解決のためのアイデア出し(グループ討論)
第10・11回 アイデアを深化(グループ討論)
第12回 提案用資料の作成(グループ作業)
第13回 プレゼンテーションの練習(グループ作業)
第14回 プレゼンテーション(7月20日(土)予定 交通費負担なし)
第15回 プレゼンテーション評価

【学習の方法】
・受講のあり方
教室での講義とグループディスカッションを経て、実現可能なアイデアを提案します。仲間とのコミュニケーション能力と発想力が求められます。
・授業時間外学習へのアドバイス
本を読む習慣をつけるともに、新聞、雑誌、インターネットなどで社会の動きを知る。

【成績の評価】
・基準
地域の問題や少子高齢化社会の課題を理解できている
課題解決に対して積極的に自分の意見を出すことができる
グループ内でのコミュニケーションをとることができている
わかりやすいプレゼンテーションができている
理解できるレポートがを書くことができている
・方法
グループ内でのコミュニケーション30点、プレゼンテーション30点、レポート40点、合計60点以上を合格とします。

【テキスト・参考書】
テキスト:使用しません。関係資料を配布します。
参考書:1.増田寛也編著:地方消滅 東京一極集中が招く人口急減、中公新書(2014)
2.山下祐介:地方消滅の罠「増田レポート」と人口減少社会の招待、ちくま新書(2014)
3.樋口邦史、保井美樹:学びあいの場が育てる地域創生、創文社新書(2017)

【その他】
・学生へのメッセージ
考える力はすぐにはつきません。考えるときは言葉を使いますので、色々な本を読んで、言葉を獲得していく必要があります。仲間とのグループディスカッションでもでも、相手が理解できる言葉を積み上げていく機会を積極的に利用して下さい。
・オフィス・アワー
higashi@yz.yamagata-u.ac.jp,月曜日、火曜日16:00~18:00

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