チャレンジ the ミッションⅠ-食で育む地域の語り場-(山形から考える)
 Challenge the Mission part I(Thinking Outside Yamagata)
 担当教員:鈴木 拓史(SUZUKI Takuji),三原 法子(MIHARA Noriko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年,3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本授業は、市民活動団体「山形てのひら支援ネット」の活動として取り組まれている「子ども食堂・地域食堂」のボランティア活動を通して、地域の課題に目を向け、その課題を解決するための取り組みに実際に参加することで、支援の在り方や支援の方法などを学ぶことを目的とした体験型授業である。

【授業の到達目標】
1. 地域における課題を認識・理解できる【知識・理解】
2. 活動に必要な資料を計画的に準備することができる【技能】
3. 食の支援活動に積極的に従事することができる【態度・習慣】
4. 自覚と責任を持って活動に参加できる【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
体験型授業、地域ボランティア活動、食の支援

【科目の位置付け】
この授業は、食の支援活動を通して地域における課題について様々な視点で考察し、参加学生自身の今後の考え方やキャリアデザインに繋げるための幅広い知識を習得するものである。

【授業計画】
・授業の方法
食の支援ボランティアとして活動に従事するための基礎的な知識を習得後、実際にボランティア活動に従事する。その後、活動内容についてスライドを作成し、報告会にて発表する。
・日程
第1回 ガイダンス・これまでの活動状況
第2回 グループ分け・活動内容と諸注意
第3回 場面毎の子どものサポートの仕方・基本姿勢
第4回 「貧困」事例を学ぶ(DV、セクシャルマイノリティ、外国人等)
第5回~第14回まで
【活動時間:15:00~19:00(おおよそ4時間)】 
各班(3~4人)に分かれて、ボランティア活動に従事する(最低3回の参加)。参加日程については、活動団体より日程照会があった後に決定する(おおよそ2回/月:月曜日と土曜日の頻度で開催)。
【活動内容】
・食事調理・配膳補助 ・学習支援
・参加者との交流 ・レクリエーション活動
・団体の活動へのフィードバック

第15回:活動報告会(班ごとに発表スライドを作成し、口頭発表)

【学習の方法】
・受講のあり方
配布した資料の内容は活動時までに必ず復習しておくこと。
適宜、教員や活動団体スタッフからの指示はメモを取ること。
主な学びの場が山形大学以外であるため、自覚と責任を持って行動すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
与えられた課題に向けて図書館やインターネットを活用し情報収集や資料の事前準備を行い,自身あるいは班の考えをまとめておく。

【成績の評価】
・基準
地域の諸問題に関する基本的な概念や用語を正しく理解していること。
ボランティア活動における態度や意欲。
活動報告会における発表。
以上を総合的に判断して評価する
・方法
ボランティア活動の事前・事後評価(実地評価も含む):60点
活動報告会の発表:40点  
合計100点満点で評価

【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが、必要な資料やプリントを授業ごとに配布し、授業進度、学生の理解に合わせて、適宜、指定します。

【その他】
・学生へのメッセージ
「食べ物」は人々の生活において一番身近な存在です。その支援に携わることで、地域に暮らす方々との食事を通したコミュニケーションや新しい気付きをも得ることができます。履修を迷う学生は、第一回目のガイダンスを受けて履修するかを判断してください。
・オフィス・アワー
授業時間外で質問がある場合は、平日(月~金)の10:00~13:00の間に研究室へ来てください。詳しい連絡先や研究室の場所については、講義の際に連絡します。

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