スペイン語と南米諸国の文化1(文化論)●
 Spanish Language and South American Culture 1(Culture)
 担当教員:土井 正樹(DOI Masaki),Victor Hugo Naganuma(Victor Hugo Naganuma)
 担当教員の所属:人文社会科学部,人文社会科学部非常勤講師
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
1.実践的な技能の習得のため、文法的知識に加え、実際の会話で役立つスペイン語の運用力を身に付けることを目標とする。
2.多様な価値観についての見識を広めるため、言語だけでなく、スペイン語圏の風習や食習慣などについても理解を深めることを目標とする。

【授業の到達目標】
1.スペイン語圏を旅行した際に不自由しない程度の日常会話ができる【技能】。
2.動詞の活用などスペイン語特有の表現方法に慣れ、状況に応じて初歩的な会話、文章作成ができる。【技能】
3.南米を中心とするスペイン語圏の風習や食習慣など、スペイン語圏の文化・社会について述べることができる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
スペイン語、南米、社会、文化、歴史、実践

【科目の位置付け】
この授業は,スペイン語の学習を主としつつも、スペイン語の使用と結びついている文化や社会についても実践的に学ぶことを通じ,幅広い視野から物事を捉える能力を習得し,人間としての在り方や生き方に関する深い洞察を培うものである。

【授業計画】
・授業の方法
土井が文法、ナガヌマが会話を担当し、音読やロールプレイなどを取り入れ実際にスペイン語を使う機会を多く設ける。授業は以下のように進める。
1)小テスト(前回授業内容に関する理解度の確認と解説)、
2)講義(新出事項の解説・質疑応答)、
3)授業内容に関する課題の提示(次回の授業で実施する小テストの範囲等を提示)
・日程
1. オリエンテーション、スペイン語の読み方・書き方、挨拶
2. 名詞の性・数・冠詞、買い物に関する表現
3. be動詞と形容詞1、人を紹介する
4. be動詞と形容詞2、人の容姿や性格を表現する
5. 規則動詞(AR動詞)と頻度の表現1、自分の専門分野の自己紹介
6. 規則動詞(AR動詞)と頻度の表現2、職業についての表現
7. これまでのまとめと中間試験
8. 一般動詞(ER, IR動詞)1、日常生活に関する会話
9.  一般動詞(ER, IR動詞)2、時刻の表現
10. 「~がある」の表現1、出身地に関する自己紹介
11. 「~がある」の表現2、100の位の数字、指示詞
12. 「知っている」の表現、天気の表現
13. 一人称単数形が不規則な動詞、スペイン語圏の祝祭日
14.  語根母音変化動詞、衣類と身の回りのもの
15. これまでのまとめと期末試験

【学習の方法】
・受講のあり方
1)テキストを購入し、ポイントの記入や問題演習を通じて活用する。
2)授業内でのロールプレイやグループワークといった実習課題に積極的に参加する。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業終了時に提示される小テストの範囲をしっかり復習してください。そのうえで、授業で学んだ表現を、それらが実際に使われるシーンを思い浮かべながら、何も見なくても口をついて出てくるようになるまで、繰り返し声に出す練習が効果的です。また、学習の合間に、スペイン語の映画や音楽を鑑賞してみてはいかがでしょうか。少しずつ聞き取れる語彙や表現が増えていると実感できれば、よりスペイン語学習を楽しめるようになると思います。

【成績の評価】
・基準
中間試験、期末試験のほかに、毎回授業冒頭に小テストを実施し、知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定します。1)授業でのロールプレイや質疑応答に積極的に参加している、2)毎回の課題に真摯に取り組んでいる、3)場面に応じた会話表現の使用と文法的に正確な文章作成ができる、ことが合格基準となります。
・方法
小テスト・授業課題への取り組み(40%)、中間試験(30%)、期末試験(30%)

【テキスト・参考書】
(テキスト) 四宮瑞枝、落合佐枝、パロマ・トレナド、ソコロ・フランコ・デ・ミサワ著『¡Acción!(改訂版)』(白水社)
※辞書を持参してください(『現代スペイン語辞典』[白水社]、『プログレッシブスペイン語辞典』[小学館]、その他電子辞書など)。

【その他】
・学生へのメッセージ
スペイン語はとても話者の多い言語です(母語話者数世界第2位)。スペイン語とスペイン語圏の文化・社会の学習がみなさんの可能性を広げ、世界を拓くきっかけになればと思います。
※初回授業の参加者数によっては、受講者数を制限する可能性があります。
★学習したスペイン語力を試す機会として「海外フィールド・スタディー(後期集中開講)」があります。「海外フィールド・スタディー」は、『世界展開力強化事業(中南米諸国)』補助金により学生を中南米に派遣する(経費は一部本人負担あり)ものであり、参加者は本授業の履修者で参加を希望する方の中から選考されます。
・オフィス・アワー
(土井)毎週月曜日14:00-16:00 人文社会科学部2号館1階DTP推進室(これ以外の時間でも、在室時には質問・相談を受け付けます。)
(ナガヌマ)毎週水曜日14:00-15:30 人文社会科学部2号館1階非常勤講師控室

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