【授業の目的】
●森林整備作業を通じて、山形県の魅力を体験的に学習します。 ●森林保全活動へ参加し、山形の豊かな自然にふれながら下草刈りや歩道敷設など整備作業を行います。社員の方々とグループで作業することを通じて、組織で活動する際に必要なコミュニケーション力や、自ら作業を見つけ出す行動力を伸ばして欲しいと思います。 ●教科書では知ることができない山形の魅力を五感で学び、深みある知識として習得することで、山形や地域への関心を高めてくれることを期待しています。 ●学生や地元講師との協働では、年齢や背景の異なる多様な人々の組織で活動する楽しみに出会え、社会人力を向上させることができます。 ●そして、地域の魅力を知り能力を向上させた学生が、山形や自身の故郷において次世代を担う存在として活躍してくれることを究極的な目標としています。
【授業の到達目標】
この体験型科目を履修した学生は、 1)約半年に渡る森林整備作業を経験することにより、山形の自然など地域の魅力を体験的に理解できる。【知識・理解】 2)グループでの協働作業を経験し、コミュニケーション(対話・情報伝達)・チームワーク・安全管理に関する能力を向上できる。【技能】 3)動機や能力の異なる多様なメンバーとの活動を通じて、自身の得手・不得手ややりがいなど自己の特性を理解できる。【態度・習慣】 4)地元講師からの指導を通じて、組織で活躍する際に必要な、年長者とのコミュニケーションや教えを受ける楽しみを経験できる。【態度】 5)成果発表により、論理的で説得力のあるプレゼンテーション能力を向上できる。【技能】
【授業概要(キーワード)】
体験型学習、フィールドワーク、山形の魅力、自然、林業、グループワーク、社会人力の育成、地域創生 記述:□、グループワーク:●、発表:☆、実技:▲
【科目の位置付け】
山形の地域資源を体験的に学習することで、地域の現状と将来的課題を理解し、地域に貢献する意欲のもとに、多様な考え方や異なる立場を尊重し、他者と協働して課題解決に取り組むことができるコミュニケーション能力などの社会人力を養成するものである。
【授業計画】
・授業の方法
NDソフトウェア株式会社-山形県-南陽市が共同で行う森林整備活動「こもれびの郷プロジェクト」に参加します。5月~9月にかけて月に一度(土曜日)森に入って活動し、鉈(ナタ)・鋸(ノコギリ)・鎌などを使い下草刈りや歩道敷設を行います。夏場の野外作業になりますが、女子学生(過去受講者の約半数を占める)や女性社員の方々も楽しく活動されています。
・日程
① ガイダンス → ② 履修決定 → ③ 事前打合せ → ④ 【現地での演習】 5月~9月 合計約5日間 →(授業外学習として2月に成果発表会を行います)
詳細はガイダンスで連絡します。
【学習の方法】
・受講のあり方
体験では地元講師の方々から積極的に吸収して下さい。高校までの受動的な学習とは異なる機会を活用し、楽しみながら学んで下さい。
・授業時間外学習へのアドバイス
・配布資料やインターネットで事前学習をしてくることが望ましいです。 ・演習後は自身の行動をふりかえり、レポート作成に備えてください。
【成績の評価】
・基準
●現地演習への参加が基本です。2日以上の欠席は認めません。 ●毎回のふりかえりレポートと授業態度で参加意識を評価します。 ・レポートでは得られた知識や経験を元に発展的な思考ができるか評価します。 ・コミュニケーション力等の社会人力の向上も重要な目的です。講師の方と積極的に交流し自発的に学習する点を参加意識として評価します。 ●成果発表会では、活動を報告してもらいます。チームワークを発揮し簡潔で分かりやすく的確にまとめられることが合格の基準です。
・方法
1) 授業参加点:50点(4日間の参加では40点) 2) 教員および講師による活動評価:レポート35点+学習態度15点
【テキスト・参考書】
事前に指定するテキスト・参考書はありません。必要に応じて授業で配布します。
【その他】
・学生へのメッセージ
履修にあたっての留意点 ・大学から演習地へは借上バス等を利用します。・体験中の食事にかかる費用は学生各自の負担になります。
・オフィス・アワー
地域教育文化学部1号館4Fの研究室でいつでもお待ちしています。事前にメールで連絡してくれると確実です。
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