【授業の目的】
宿泊型フィールド体験学習を通して、山形県の農畜産業について理解を深めることを目的とする。
【授業の到達目標】
農業、特に山形県庄内地方の水稲、在来作物、および家畜の生産について知識や体験を基に考え、議論できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
農業、稲作、在来作物、畜産、フィールド、体験学習
【科目の位置付け】
この講義は農学を専門に学んでいない学生を対象に、農作業等の体験実習を経験することにより、山形県の水稲、在来作物、家畜の生産についての基礎的な技術と知識を習得するものである。
【授業計画】
・授業の方法
ガイダンス(6月)と2泊3日の野外セミナー(夏季休業期間中)を実施する。野外セミナーは山形県金峰少年自然の家に宿泊し、農学部附属やまがたフィールド科学センター(高坂農場)で実習を行う。
・日程
1. ガイダンス 2. 野外セミナーの説明と農場見学 3. 水稲栽培の話 4. 水稲の形態と収量の成り立ち 5. 野外セミナー1日目のまとめと振り返り 6. 在来作物の話 7. 在来作物の栽培管理 8. 水稲の稲刈り 9. 水稲の収穫調整 10. 野外セミナー2日目のまとめと振り返り 11. 畜産の話 12. 鶏の解体 13. 畜産物の加工、調理 14. 野外セミナー3日目のまとめと振り返り 15. やまがたフィールド科学Ⅰのまとめと振り返りレポート
1のガイダンスは6月に小白川キャンパスで実施する。2~15の野外セミナーは夏季休業期間中に農学部附属やまがたフィールド科学センター(高坂農場)および山形県金峰少年自然の家で実施する。
【学習の方法】
・受講のあり方
他の受講者と協力しつつ主体的に参加し、興味を持ったことや疑問点は随時発言する。
・授業時間外学習へのアドバイス
各自が受講する目的や目標を明確にしてから参加してもらいたい。 野外セミナーでは質問の時間を確保し、振り返りレポートの提出を求めるので、これらを活用して学びを深めてもらいたい。
【成績の評価】
・基準
農業、特に山形県庄内地方の水稲、在来作物、および家畜の生産について学ぶための野外セミナーに積極的・能動的に参加し、得られた知識と体験を基に主体的に考察し、論述できることが合格の基準です。
・方法
出席状況40点、受講態度40点、振り返りレポート20点の合計をもって評点とする
【テキスト・参考書】
ガイダンス時に農場実習受講マニュアルを配布します。事前に内容をよく理解してから野外セミナーに参加してください。
【その他】
・学生へのメッセージ
普段の大学生活では接することの少ない他大学・他学部・他学年の学生と協力し合いながら学びを深めてもらいたい。 1. ガイダンスと野外セミナーの全日程に参加できる学生を募集する 2. 受講生は20名を限度とし、希望者が多い場合は農学部以外の学生を優先する 3. 野外セミナーでは全員が山形県金峰少年自然の家に宿泊する 4. 野外セミナーに必要な宿泊費、食費、農学部までの交通費は自己負担とする
・オフィス・アワー
担当教員は農学部(鶴岡市)にいるため、質問等はメールで受け付けます。 連絡先:佐々木由佳(yukas@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp)
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