【授業の目的】
日本海側の庄内でのフィールドラーニングを通して、地域、文化、歴史、過疎化、少子高齢化等の現代日本が直面する諸問題を地域の人たちと一緒に考えます。実践的な視点から知識を獲得し、山形から日本、世界及び過去から、現在、未来の空間及び時間軸で現象を把握する力を養います。
【授業の到達目標】
課題発見能力,課題探求能力,プレゼンテーション能力,コミュニケーション能力,行動力,社会性の基礎的な力を身につけること。
【授業概要(キーワード)】
山形、庄内、地域社会、民俗学、プレゼンテーションスキル、学生主体型授業(アクティブラーニング▽▼●★☆)
【科目の位置付け】
基幹科目における「山形から考える」という領域の科目です。基盤共通教育の基本姿勢(人間力を育成し、自律した個人として社会における責任を果たす態度・志向性を身につける)を庄内地域というフィールドで直接的に身につけることができます。
【授業計画】
・授業の方法
この授業は,オリエンテーションから始まり,事前学習の後,2泊3日のフィールドラーニング、事後学習を行います。フィールドラーニング終了後にレポートを提出してもらいます。また,フィールドラーニング終了後には,学びの成果を示す「報告会」を行います。これら全ての活動が成績評価の対象となります。
・日程
今年度は酒田市を予定しています。 1)説明会:4月9日(火)12:10~ 16:30~(予定)詳細は基盤教育掲示板を参照。 2)オリエンテーション 班顔合わせ・役割決め・フィールドラーニングの心構えについて 3)フィールドラーニング活動期間(庄内3日間) 4)活動報告会(プレゼンテーション)
【学習の方法】
・受講のあり方
1)安全第一を心がけ,積極的に活動に参加してください。 2)専門分野の方法論や数値的なデータだけではなく,フィールドラーニング(あるく・みる・きく)で集めたデータをもとに考えるよう心がけてください。「現場で考える」「体で考える」(もちろん頭も使います)ことが合言葉!そして,自分の想像力を大事にしてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
1)オリエンテーションで配布される資料を熟読し,内容を理解して授業に臨んでください。 2)オリエンテーションでの詳細説明に基づきフィールドラーニングの活動に取り組んでください。また,フィールドラーニング中はこまめに記録ノートを作成するよう努めてください。 3)フィールドラーニング終了後,活動報告会に向けて準備を進めてください。
【成績の評価】
・基準
1)地域での活動により課題を発見し,探求により深め,報告会の発表により他者に伝える事が出来たかどうかを評価の基準とします。 2)一連のグループ学習の中でコミュニケーション能力や主体的学習力,社会性などを発揮できる事を評価の基準とします。
・方法
1)フィールドラーニング活動への参加度30% 2)活動報告会での発表の完成度30% 3)現地講師による活動評価 30% 4)レポート10%
【テキスト・参考書】
テキスト オリエンテーションで配布する資料を参照するほか、活動中に配布される資料を活用する。 参考書『酒田市史』『鶴岡市史』をはじめとした庄内地域の郷土史料。
【その他】
・学生へのメッセージ
宿泊や実技体験を伴いますので,交通費・参加費が必要となります。 野外調査や地域活動、みずから考える力を育みたい学生は受講してください。
・オフィス・アワー
調査研究等で不在になる場合があります。適宜対応致しますが、事前にアポイントをとっていただくことを推奨します。taka.abe@cc.yamagata-u.ac.jp(基盤1号館2階阿部研究室)
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