化学の歴史(化学)
 History of Chemistry (Chemistry)
 担当教員:冨樫 貴成(TOGASHI Takanari)
 担当教員の所属:理学部理学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般)
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
この200年、化学の発展により新しい物質・技術を生み出し我々の身の周りの利便性を飛躍的に高めた。本講義では、化学の歴史を紐解くことで、現代化学が生み出した物質・技術の成り立ちや背景にある理論を理解し、現代化学に対する教養を深めることを目的とします。

【授業の到達目標】
現代化学の発展により、何が合成できるのか、どのように合成されているのか、何が測定できるようになったのか、生命現象はどこまで理解されているのか適切に説明できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
化学、物質、生命

【科目の位置付け】
この講義は、化学の歴史を学ぶことで過去の基礎研究が、現在の我々の生活を支える化学技術へと発展したきたのかを学び、健全な批判精神に裏打ちされた幅広い教養の要請を測るものである。

【授業計画】
・授業の方法
・毎回、授業計画に示したトピックに関してパワーポイントを用い、過去の化学の発展と現代化学の関連性について説明する。
・日程
第1回 : ガイダンス
第2回 : 錬金術と古典化学の歴史
第3回 : 近代化学の歴史
第4回 : 現代化学を支える三大発見I
第5回 : 現代化学を支える三大発見II
第6回 : 原子の構造の歴史
第7回 : 周期表の歴史
第8回 : 化学結合の歴史
第9回 : 応用化学の発展
第10回 : 分析化学の歴史I
第11回 : 分析化学の歴史II
第12回 : 無機化学の歴史
第13回 : 有機化学の歴史
第14回 : 生化学の歴史
第15回 : まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
パワーポイントで示される講義内容を、ノートに筆記・配布資料へのメモして内容の理解に努める。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業で習った内容に関連することを図書館やネットで自分なりに調べてみる。

【成績の評価】
・基準
現代化学の進歩について、授業を通して得られた知識や経験に基づいて主体的に考察し、論述できることが合格に基準です。
・方法
平常点40点+レポート点60点=計100として成績を評価します。

【テキスト・参考書】
テキストは使用しません。
参考書:現代化学史 廣田穣著 京都大学学術出版会、入門化学史 T.H.ルヴィア著 朝倉書店、そのほか、講義中随時紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
高校までの「化学」の内容は、いつ、どのようにして成り立ったのか? 現在、身近にある化学はいつ頃、どのように発展してきたのか? 以外にも古く、以外にも新しいことがわかります。この講義を通じて、化学に対する知的好奇心を刺激したと思います。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィスアワー」を理学部棟2号館1階104号室において、平日10:00~17:00に設けます。

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