【授業の目的】
農学を学ぶうえで必要な生物学の基礎知識を得ることを目的とし、細胞から個体まで生物の様々な構造と機能について概説する。
【授業の到達目標】
本科目を履修した学生は、 1.生物(植物と動物)の基本的な特徴を説明できる。【知識・理解】 2.農学を学ぶために必要な生物学の基本的な知識を習得できる。【知識・理解】 3.関連する専門科目についての理解を深めることにつなげられる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
生物、植物、動物、細胞、遺伝、形態、生理
【科目の位置付け】
本科目は、農学を学ぶために必要な生物学の基本的な知識を習得するとともに、食料、生命、環境科学に関する好奇心と探求心を身につけるものである。農学部生を優先するが、定員に余裕がある場合は積極的に受け入れる。
【授業計画】
・授業の方法
担当教員がパワーポイントや資料等を利用して授業をそれぞれ3回実施し、筆記試験を2回行う。
・日程
1.ガイダンス(堀口) 授業内容の概要と留意点 2.細胞Ⅰ(長谷) 細胞とは 3.細胞Ⅱ(長谷) 原核細胞と真核細胞 4.細胞Ⅲ(長谷) 細胞性病原体とウイルス性病原体(植物) 5.遺伝情報の発現Ⅰ(星野) DNAの構造と複製、遺伝子の発現、突然変異 6.遺伝情報の発現Ⅱ(星野) 遺伝子の発現調節 7.遺伝情報の発現Ⅲ(星野) バイオテクノロジー 8.まとめ・補足説明と筆記試験(長谷、星野) 9.動物の生理Ⅰ(堀口) 炭水化物の消化・吸収・代謝 10.動物の生理Ⅱ(堀口) 脂質の消化・吸収・代謝 11.動物の生理Ⅲ(堀口) タンパク質の消化・吸収・代謝 12.植物の形態と生理機能Ⅰ(西澤) コケ植物、シダ植物、裸子植物、被子植物の形態と生理機能 13.植物の形態と生理機能Ⅱ(西澤) 根、茎、葉、維管束の形態と生理機能 14.植物の形態と生理機能Ⅲ(西澤) 胞子、胚珠、種子、受精、心皮、果実の形態と生理機能 15.まとめ・補足説明と筆記試験(堀口、西澤)
【学習の方法】
・受講のあり方
講義内容をノート等にメモしながら受講し、講義で理解できなかった部分は自習等により補い、理解不足とならないように取り組むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義内容を復習しながら農学に必要な生物学の基礎知識を理解しておくこと。
【成績の評価】
・基準
農学を学ぶうえでの生物学の基礎を理解していることを合格の基準とし、到達目標に達しているかを重点に評価する。
・方法
筆記試験の結果(70点)、小レポート内容や授業態度(30点)により総合的に評価する。なお、小レポートは課す教員の指示にしたがうこと。
【テキスト・参考書】
事前に指定するテキスト・参考書はありません。必要に応じてプリント(資料)を配付する。
【その他】
・学生へのメッセージ
講義の復習を行い、講義での基本的な内容を理解するように取り組むこと。
・オフィス・アワー
質問等がある場合には担当教員のメールアドレスへ連絡を。 メールアドレスは授業で周知する。
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