【授業の目的】
各コースでの専門科目を学ぶために必要となる数学や物理学の基礎知識について学ぶ。
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、 1)農学で対象とする諸現象や取り扱う物理量を列挙できる。【知識・理解】 2)微分・積分の高校レベルの基礎知識を応用できる。【知識・理解】 3)高校レベルの力学の基礎概念を述べることができる。【知識・理解】 4)実験の実施および実験結果の処理が的確にできる。【技能】
【授業概要(キーワード)】
単位、指数・対数、線形回帰、関数、ベクトル、微分・積分、力、エネルギー、運動法則
【科目の位置付け】
基礎科学と基礎技術に関する知識を多角的に使うことができ、多面的に応用できる技術を身につけるものである。
【授業計画】
・授業の方法
配布するテキスト・資料に沿って講義を進める。また講義中に、内容の理解を深めるための演習を行う。
・日程
第1回:ガイダンス、「基礎的な計算方法」、「少数、精度および近似」(花山) 第2回:「単位」、「比とパーセンテージ」、「対数」(花山) 第3回:「濃度および希釈」、「生物学における測定」(花山) 第4回:「生物学における分析手法」、「グラフと近似直線と方程式」(花山) 第5回:第1回から第4回までのまとめ(試験を含む)(花山) 第6回:ベクトル (梶原) 第7回:微分法とその応用 (梶原) 第8回:積分法とその応用 (梶原) 第9回:微分方程式の基礎 (梶原) 第10回:第6回から第9回までのまとめ(試験を含む)(梶原) 第11回:仕事と力学的エネルギー (渡部) 第12回:運動量の保存 (渡部) 第13回:物体の運動 (渡部) 第14回:運動の法則 (渡部) 第15回:第11回から第14回までのまとめ(試験を含む)(渡部)
【学習の方法】
・受講のあり方
不明な点はその日のうちに質問する。自分なりのノートの付け方を工夫する。関数機能付き卓上計算機を持参(対数・三角関数・べき乗の計算が可能なもの)。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で示される演習問題を繰り返し解くことを勧める。より深い知識を求めたい方は、参考図書を読むこと。
【成績の評価】
・基準
基礎的な数学概念、力学の基礎について、本講義開始時には「知らなかったこと」でも「知っていること」になったことが合格の基準です。
・方法
平常点10点+単元テスト30点×3回合計100点で成績評価を行う。
【テキスト・参考書】
花山:バイオサイエンスのための数学超入門講座、平大輔・岡拓二・大嶋康裕訳、化学同人、2018
【その他】
・学生へのメッセージ
分からないままにせずに、その都度解決して欲しい。関数機能付き卓上計算機を持参のこと。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は、小白川キャンパス(場所は講義中に示します)において、講義終了後の16:10から17:00の間に設けます。なお、確実に面談したい場合は、事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。
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