生物実験入門(生物科学)
 Laboratory in Basic Biology (Biological Sciences)
 担当教員:渡辺 絵理子(WATANABE Eriko)
 担当教員の所属:学士課程基盤教育機構
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般)
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 基礎的な生物学実験を通して、生命科学についての理解を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
 基礎的な生物学実験の内容を理解し、実施することができる。
 他の受講生と協力して実験、ディスカッションを行うことができる。
 実験の結果をレポートの形で適切にまとめることができる。

【授業概要(キーワード)】
 生物実験、レポート、学生主体型授業

【科目の位置付け】
 専門教育のための準備ではありません。
 生物を用いた実験を体験したいと考える全学部の学生を対象とします。

【授業計画】
・授業の方法
 実験操作の理解→実験→レポート作成を1サイクルとします。
  実験を行う前に、グループ内で実験操作を行う意味の確認を行います。 
  分子生物学を中心とした分野の実験を行い、レポートにまとめます。
・日程
 第1回目     ガイダンス
 第2回目     実験グループの決定、機器操作方法の説明
 第3回目     DNAの観察
 第4〜6回目   DNAの抽出
 第7〜8回目   制限酵素によるDNAの切断
 第9〜11回目  PCR法によるDNAの増幅
 第12〜14回目 酵母菌を用いた遺伝子導入
 第15回      まとめ

 実験内容、日程は変更となる可能性があります。

【学習の方法】
・受講のあり方
 グループで行う実験およびディスカッションには積極的に参加して下さい。
 実験を行う意味は何か、実験の結果からどのような結論を得ることができるかを考えて下さい。
・授業時間外学習へのアドバイス
 授業の時間以外の作業が必要になる場合があります。
 レポートは期限厳守で提出できるように準備して下さい。

【成績の評価】
・基準
 グループで協力して実験、ディスカッションを適切に行うことができたか。
 実験内容を的確に理解できたか。
 実験の背景、結果、考察までを適切にレポートにまとめることができたか。
・方法
 実験への参加、グループへの貢献      (50点)  
 レポート等の提出物(個人で作製)     (50点)
 授業への参加が必須であり、出席回数が2/3未満の場合は単位を認定しません。

【テキスト・参考書】
この授業では、担当教員が作成するスライド、プリントなどを授業で資料として配布し、都度、テキストや参考書などを紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
 単位の取得には実験内容に関する理解が必須となるため、生物または化学の基礎的な知識があることが受講の条件となります。
 白衣を購入が必要です(購入方法等に関しては授業中に指示をします)。
 実験機材の関係で受講人数に制限がかかる場合があります。
 授業時間以外での作業が必要となる場合があります。
 
・オフィス・アワー
 質問には在室中随時対応します。会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。

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