【授業の目的】
われわれが経験するライフイベントに沿って現代社会の特質を把握し、社会現象がどのようなメカニズムで起きているのかを理解するための基礎知識を身につける。
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、 (1)現代社会の特質とその背景について理解することができる。【知識・理解】 (2)社会学の基礎概念を説明することができる。【知識・理解】 (3)社会現象のメカニズムについて討議できるようになる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
社会学、ライフイベント、データ
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
資料を液晶プロジェクターで提示しながら講義を行う。随時、グループ・ディスカッションを行うとともに、ミニレポートを作成する時間を設ける。
・日程
第1回:イントロダクション 第2回:出生(1)なぜ子どもが生まれなくなっているのか 第3回:出生(2)妊娠、出産という経験はどのように変わっているのか 第4回:学ぶ/教える(1)なぜ学ぶことが「義務」になっているのか 第5回:学ぶ/教える(2)学校という場所はどのような場所か 第6回:働く(1)「働くこと」の社会的な位置づけ 第7回:働く(2)「社会」のなかで働くこと 第8回:家族(1)近代化は家族をどう変えてきたのか 第9回:家族(2)家族であるとはどのようなことか 第10回:病い・老い(1)統計学は医療とどうかかわってきたか 第11回:病い・老い(2)病むこと・老いることは、どのような経験か 第12回:死(1)社会学は自殺をどう扱ってきたか 第13回:死(2)社会において「死」はどのように見えるか 第14回:科学・学問(1)社会学における理論と実証 第15回:科学・学問(2)科学と社会はどのような関係にあるのか
【学習の方法】
・受講のあり方
配布資料をWebClassから入手し、目を通してから受講すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業のテーマについて自ら情報収集を行ったり、授業中に紹介する参考文献を読んだりすること。
【成績の評価】
・基準
ミニレポートと試験によって、主体的参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の修得の度合い(論理的思考力、文章表現力)を評価する。到達目標の達成度が基準となる。
・方法
3分の2以上の出席を成績評価の前提とする。ミニレポート50%、試験50点%により評価する。
【テキスト・参考書】
参考書 筒井淳也・前田泰樹, 2017, 『社会学入門−社会とのかかわり方』有斐閣.
【その他】
・学生へのメッセージ
種々の社会現象についての情報に関心を持ち、そこに潜む課題やその解決策を考える習慣をつけましょう。
・オフィス・アワー
水曜日11時00分から12時30分 阿部晃士研究室 (用務にて不在の場合もあるため、確実を期するならメールにて事前連絡のこと)
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