【授業の目的】
微積分学は自然科学,工学など理系の学問を支える重要な柱の一つです。この授業では,理系の専門教育を受けるために必要な微積分の基礎学力を培うことをめざし,微積分の基礎と計算力を習得することがねらいです。
【授業の到達目標】
微積分や微分方程式を用いて様々な1変数による計算問題を解けるようになり、また微積分の基礎的概念を理解できるようになることを目指します。
【授業概要(キーワード)】
定積分、不定積分、広義積分、学生主体型授業(アクティブラーニング)◇
【科目の位置付け】
理系分野を専門として進学する学生の基礎学力をつけることをねらいとしています。
【授業計画】
・授業の方法
通常の講義形式で,テキストに沿って授業を進めます。取り扱う項目とその内容は,重要度に応じて,取捨選択します。各回,簡単な小テストを行いますので,理解の自己確認をお願いします。 eラーニングシステム(WebClass)のこの科目に必ず登録してください。
・日程
以下の各項目について以下の日程のように講義を行う。
第1回〜第2回 連続関数の定積分 第3回〜第4回 不定積分 第5回〜第7回 積分の応用 第8回〜第10回 広義積分 第11回〜第12回 フーリエ級数 第13回〜第15回 微分方程式
【学習の方法】
・受講のあり方
講義では学生の専門につながる数学的概念とその応用,方程式の立て方,その解法について解説します。事前に講義内容はWebClassにおいて提供されますが、重要な部分をノートに記録してください。 テキストに記載されている内容を一言一句ノートに記録する必要はありませんが,そのかわり予習してテキストや資料に大まかにでも目を通すようにして下さい。
・授業時間外学習へのアドバイス
復習の一環として,各講義時間の後半に,講義課題に対応した小テスト(テキスト・ノート参照可)を行います。また,テキスト記載の練習問題のほか,自習用の演習問題を提供しますので,各自復習して下さい。
【成績の評価】
・基準
学生の専門につながる微積分の基本的な理解と簡単な問題を解く力を評価します。単に計算が出来るというだけではなく,微積分の概念が理解できているかどうかという点についても評価します。
・方法
各回の講義内容についての小テスト(40%) 中間・期末テスト(各30%で計60%) 単位取得には3分の2以上(10回以上)の出席が必要です。
自主学習の参考資料として受講者個人の出席状況や小テスト各回の問題と解答、小テストと中間期末テストの点数(クラスの平均点も含む)はすべてWebClassで閲覧できるようにします。
【テキスト・参考書】
テキストとして山形大学数理科学科編「微分積分入門」(裳華房)を使用する。
【その他】
・学生へのメッセージ
eラーニングシステム(WebClass)を情報提供とコミュニケーションに使用しますので、この科目は必ず登録してください。
・オフィス・アワー
授業時間中の相談や質問が基本ですが、オフィスアワーとして「千代研究室」(基盤教育1号館2階E207・東端)において、原則16時20分以降に相談の時間を設けます。会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前にwebclassのメッセージで予約をお願いします。
|