【授業の目的】
●地域活性化活動を通じて、山形県の魅力を体験的に学習します。 ●地域イベントの運営に参加し、地域資源を活用した地域の活性化活動を行います。地元の方々とグループで作業することを通じて、組織で活動する際に必要なコミュニケーション力や、自ら作業を見つけ出す行動力を伸ばして欲しいと思います。 ●教科書では知ることができない山形の魅力を五感で学び、深みある知識として習得することで、山形や地域への関心を高めてくれることを期待しています。 ●学生や地元講師との協働では、年齢や背景の異なる多様な人々の組織で活動する楽しみに出会え、社会人力を向上させることができます。 ●そして、地域の魅力を知り能力を向上させた学生が、山形や自身の故郷において次世代を担う存在として活躍してくれることを究極的な目標としています。
【授業の到達目標】
この体験型科目を履修した学生は、 1)地域の活性化をはかるイベント運営を経験することにより、文化や風土など地域の魅力を体験的に理解できる。【知識・理解】 2)グループでの協働作業を経験し、コミュニケーション(対話・情報伝達)・チームワーク・安全管理に関する能力を向上できる。【技能】 3)動機や能力の異なる多様なメンバーとの活動を通じて、自身の得手・不得手ややりがいなど自己の特性を理解できる。【態度・習慣】 4)地元講師からの指導を通じて、組織で活躍する際に必要な、年長者とのコミュニケーションや教えを受ける楽しみを経験できる。【態度】 5)成果発表により、論理的で説得力のあるプレゼンテーション能力を向上できる。【技能】
【授業概要(キーワード)】
アクティブラーニング、体験型学習、フィールドワーク、山形の魅力、文化、風土、グループワーク、社会人力の育成、地域創生 記述:□、グループワーク:●、発表:☆、実技:▲
【科目の位置付け】
山形の地域資源を体験的に学習することで、地域の現状と将来的課題を理解し、地域に貢献する意欲のもとに、多様な考え方や異なる立場を尊重し、他者と協働して課題解決に取り組むことができるコミュニケーション能力などの社会人力を養成するものである。
【授業計画】
・授業の方法
【山形市・西山形地区の活性化をはかる「柏倉にぎわいづくりネットワーク」が行うイベントの運営に参加します。】11月の「干柿まつり」では、収穫されなくなった地域の柿を利用し、繁華街の商業施設に昔ながらの秋の風景を蘇らせる活動を行います。1月の「柏倉にぎわいづくり」では、伝統行事いわいいわいの会場を雪灯篭や雪洞(ぼんぼり)の灯りで彩り、盛り上げる活動を行います。
・日程
① ガイダンス → ② 履修決定 → ③ 事前打合せ → ④ 【現地での演習】 11月、1月 合計約5日間 → ⑤ 成果発表会(2月)
詳細はガイダンスで連絡します。
【学習の方法】
・受講のあり方
地元講師の方々から積極的に吸収して下さい。高校までの受動的な学習とは異なる機会を活用し、楽しみながら学んで下さい。
・授業時間外学習へのアドバイス
・配布資料やインターネットで事前学習をしてくることが望ましいです。 ・演習後は自身の行動をふりかえり、レポート作成に備えてください。
【成績の評価】
・基準
●現地演習への参加が基本です。2日以上の欠席は認めません。 ●毎回のふりかえりレポートと授業態度で参加意識を評価します。 ・レポートでは得られた知識や経験を元に発展的な思考ができるか評価します。 ・コミュニケーション力等の社会人力の向上も重要な目的です。講師の方と積極的に交流し自発的に学習する点を参加意識として評価します。 ●成果発表会では、活動を報告してもらいます。チームワークを発揮し簡潔で分かりやすく的確にまとめられることが合格の基準です。
・方法
1) 授業参加点:50点(5日間の参加では40点) 2) 教員および講師による活動評価:レポート30点+学習態度10点 3) 成果発表会:10点
【テキスト・参考書】
事前に指定するテキスト・参考書はありません。授業中に配布します。
【その他】
・学生へのメッセージ
履修にあたっての留意点 ・大学から演習地へは借上バス等を利用します。 ・体験中の食事にかかる費用は学生各自の負担になります。
・オフィス・アワー
地域教育文化学部1号館4Fの研究室でいつでもお待ちしています。事前にメールで連絡してくれると確実です。
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