【授業の目的】
スポーツにおける生理学の果す役割と研究方法について、さらには年代別にスポーツを行う際の生体の機能の変化について理解する。また、スポーツ活動時における生体機能変化に着目し、最近の研究動向を踏まえ、研究テーマの設定に取り組む。
【授業の到達目標】
スポーツ生理学の観点から、生体機能の年代による変化に応じたスポーツ活動時の身体機能を理解する。また、研究活動を通じて、生涯にわたるスポーツをテーマにした生体機能の変化を見つめる研究心を養うことを目標とする。
【授業概要(キーワード)】
スポーツ生理学、生涯スポーツ、トレーニング
【科目の位置付け】
この授業は運動・スポーツによって人間の身体がどのように変化するのか、その現象と仕組みを学ぶことを通して、スポーツの実践や指導に必要な知識を習得するものである。
【授業計画】
・授業の方法
スポーツ生理学に関わる各テーマについて、文献等をもとにまとめ、発表することで、知識や理解を深めていく。
・日程
第1回 スポーツ生理学総論(講義) 第2回 スポーツ生理学の研究方法(筋・神経系)(講義) 第3回 スポーツ生理学の研究方法(呼吸・循環器系)(講義) 第4回 スポーツ生理学の研究方法(その他)(講義) 第5回 筋・神経系の変化(発育期)(分担、演習、発表 ) 第6回 筋・神経系の変化(青年期)(分担、演習、発表 ) 第7回 筋・神経系の変化(老年期)(分担、演習、発表 ) 第8回 呼吸・循環機能の変化(発育期)(分担、演習、発表 ) 第9回 呼吸・循環機能の変化(青年期)(分担、演習、発表 ) 第10回 呼吸・循環機能の変化(老年期)(分担、演習、発表 ) 第11回 恒常性の変化(発育期)(分担、演習、発表 ) 第12回 恒常性の変化(青年期)(分担、演習、発表 ) 第13回 恒常性の変化(老年期)(分担、演習、発表 ) 第14回 スポーツ生理学における研究課題の設定 第15回 スポーツ生理学における研究課題のプレゼンテーション
【学習の方法】
・受講のあり方
各テーマについて、文献等を十分に調べながら授業に参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
提示された課題にしっかり取り組むとともに、関連の内容についても知識を深めておくこと。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標及びテーマから、レポート及び発表内容などを中心に以下の観点から総合的に評価する。 演習のディスカッションに主体的・積極的に参加し、設定された到達目標に向けて努力したか。 演習の課題発表内容が設定された目標に到達しているか。 内容に対する理解や工夫等がみられたか。
・方法
スポーツ生理学に関する理解(40%)、課題意識や考え方(20%)、プレゼンテーション(40%)などを、授業・レポートを通して総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
各時間に必要な資料は、配布または準備を指示する。参考文献等も授業の進行に応じて随時紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
スポーツ生理学に関することを、スポーツの実践現場と結びつけながら、理解し、応用できるように取り組んでください。
・オフィス・アワー
オフィスアワーはこの授業終了後に設けます。これに限らず在室しているときは随時対応します。
|