【授業の目的】
宇宙物理学・物性物理学・素粒子原子核物理学に関する文献講読を行う。専門分野での様々な先端的話題に取り組む事で専門分野における広範な知識修得を目的とする。
【授業の到達目標】
1) 英語で書かれた専門用語を正しく読めるようになる。【知識・理解】 2) 専門分野における、先端的研究の概要を理解できる。【知識・理解】 3) 専門分野における基本的な研究手法を理解し、説明できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
英語、文献購読、プレゼンテーション
【科目の位置付け】
研究の背景と意義を説明するための専門的知識および技能を体系的に修得している。研究成果のプレゼンテーションや質疑応答を的確に行うことが できる。 (理工学研究科(理学専攻ディプロマポリシー参照)
【授業計画】
・授業の方法
本授業は複数の教員がそれぞれ数人の学生を受け持ち、ゼミ形式で行われる。そのゼミに参加した学生は、単に人の発表を聞いているだけで無く、自分も発表を行う。
・日程
初回は、どのような文献を購読するのかをゼミメンバー相互で話し合い、最終的な決定は教員が行う。そして誰がどの部分を担当するのかを決定する。 その決定に従って、各々の学生が必ず1度はセミナーを行う。
【学習の方法】
・受講のあり方
自分以外の学生が発表を行っている時は、その内容に関して積極的に質問すること。また自分が発表しているときは、他の参加者が理解しやすいようなプレゼンテーションを心がける。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
自分が担当する回に関しては、事前に文献を精読し、その内容をレジメにまとめる。またこのレジメに従ってパワーポイントなどを製作してもよい。また他の学生が発表する回に関しては、事前に発表箇所を読んでおく。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した理工学研究科理学専攻ディプロマポリシーの基礎的な事項について適切に正しく理解して説明できることを合格の基準とする。
・方法
1回以上セミナーで発表していれば、60点以上が付与される。また他の学生が発表している最中に良い質問をすることで、適宜指導教員は1回の質問につき5点を与える。以上の合計点を総合点とするが、もし総合点が100点を超えた場合には100点とする。
【テキスト・参考書】
第一回目に学生と教員で決めたテキストが本授業のテキストになる。以下の様なテキストが使われる事がある。 ・Radiation Detection and Measurements Knoll著 John Wiley & Sons, Inc. ・The Physical Universe (An Introduction to Astronomy) ・雑誌Natureの論文
【その他】
・学生へのメッセージ
英語の文献を読みこなすのは、慣れないうちは大変である。英語を逐一直訳するのでは無く、意訳して全体的な意味を捉えることが大切である。
・オフィス・アワー
本授業は物理コースの多数の教員によって行われる。授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は、基本的にはその教員の居室において、随時行われる。しかし会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に電子メールでアポイントをとること。電子メールに関しては初回の授業で知らせる。
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