【授業の目的】
生物間で高度な選択的作用をする生理活性物質―いわゆる薬?について科学し,それらについて生物有機化学的な面から理解を深める.
【授業の到達目標】
有害物質に対する資源植物等の化学的な保護および植物生産等における化学的な調節や制御に用いられる薬剤類(植物成長調節物質や農薬,生合成阻害剤や抗生物質)を取り上げ,それらの化学的な性質,作用,構造と活性について理解を深める.【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
農薬、害虫防除、植物ホルモン
【科目の位置付け】
2年前期の基礎有機化学を基礎科目とし、この科目は応用的な位置付けになる。また、研究立案、科学的思考力及び問題解決力を養うための科目です。(農学部食料生命環境学科食品・応用生命科学コースのディプロマ・ポリシー)
【授業計画】
・授業の方法
毎回ウェブクラスにレジメ等をアップしますので、各自でダウンロードや印刷した上で、講義を受けること。
・日程
第1回:農薬と医薬における一般的事項 第2回:天然および合成オーキシンと除草剤1 第3回:天然および合成オーキシンと除草剤2 第4回:光合成系に作用する除草剤1 第5回:光合成系に作用する除草剤2 第6回:その他の主要な除草剤 第7回:害虫防除剤としての有機塩素および有機リン剤の化合物1 第8回:害虫防除剤としての有機塩素および有機リン剤の化合物2 第9回:天然殺虫成分ピレスリンと新しい合成ピレスリン系殺虫剤 第10回:その他の主要な殺虫剤 第11回:昆虫ホルモンとフェロモンの作用 第12回:植物病原菌防除剤としての農業用抗生物質 第13回:植物病原菌の細胞壁および細胞膜成分の生合成阻害剤 第14回:その他の主要な殺菌剤 第15回:まとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
レジメを良く読み、理解すること。解らないことがあったら質問すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
毎回ウェブクラスにレジメ等をアップしますので、各自でダウンロードや印刷した上で、講義を受け、毎時間後、良く復習すること。
【成績の評価】
・基準
植物化学の諸問題に関する基本的な概念や用語を正しく理解していることを合格の基準とします。
・方法
最後に試験を行い、諸問題に関する基本的な概念や用語を正しく理解していることを評価する(100点満点)。
【テキスト・参考書】
毎回ウェブクラスにレジメ等をアップしますので、各自でダウンロードや印刷した上で、講義資料にすること。
【その他】
・学生へのメッセージ
植物化学の諸問題に関する基本的な概念や用語を正しく理解できるよう予習復習の時間をきちんと取って下さい。
・オフィス・アワー
・月の9:00~10:00(研究室) ・連絡先:mtetsuya@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp ・講義で連絡します。
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