【授業の目的】
日本文学の基調をなす和歌文学を概観し、三大歌風の特徴と具体的な作品を理解する。 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集のそれぞれの特色・歌風・表現技巧について理解する。
【授業の到達目標】
万葉集・古今和歌集・新古今和歌集、いわゆる三大歌風をそれぞれ具体的に和歌を読解しながら、作風や表現技巧、和歌の歴史について理解できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
万葉集 古今和歌集 新古今和歌集 三大歌風 和歌文学史 表現技巧
【科目の位置付け】
国語(中学・高等学校)の教員免許状取得のための選択科目。古典文学の柱となる和歌に絞って深く考察してゆく科目である。
【授業計画】
・授業の方法
基本的には講義が中心。学生の質問を重視するので、積極的に質問を考えてほしい。
・日程
第1~5回 ガイダンス 万葉集の時代区分と第1~4期の和歌と特徴。 第6~10回 古今和歌集の成立と古今歌風・表現技巧。 第11~14回 新古今和歌集の成立と新古今歌風・表現技巧。 第15回 三大歌風と和歌の流れ(まとめ)
【学習の方法】
・受講のあり方
事前に配布した作品・資料などをしっかりと読んだ上で授業に臨むこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
和歌を現代語に訳すのは、意外に難しいので、百人一首や古今集などの文庫本、入門書などを一読すると授業が楽に受けられる工夫となる。
【成績の評価】
・基準
万葉集の1~4期、それぞれの特徴の理解、古今和歌集の表現技巧と歌風についての理解、新古今和歌集の表現技巧と新古今歌風の理解を基準とする。
・方法
ほぼ毎回提出してもらう確認テストと質問(7割)と期末レポート(3割)とで評価する。特に質問については重視する。
【テキスト・参考書】
テキストはナシ。図書館には、それぞれ文庫本を始め、注釈書や入門書、研究書があるので、参考にしてほしい。
【その他】
・学生へのメッセージ
和歌は、その表現技法を理解できると、面白さや楽しさを感じることができる。かなり基本的なところから扱う予定なので、しっかりと授業に臨んでほしい。
・オフィス・アワー
研究室は地域教育文化学部2号館5階540研究室。水曜3・4校時を予定しているが、オフィス・アワー以外の時間に来室する際はメール等で問い合わせてください。
|