【授業の目的】
犯罪現象、刑事諸制度、犯罪原因論および各種犯罪の現状についての理解をとおして、あるべき犯罪対策を講ずるための視点を獲得することを目的とする。
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、下記の目標に到達することができる。 (1)犯罪の発生原因を追求する諸理論を正確に理解し、説明することができる。 (2)現下の刑事制度とその問題点を正確に理解し、説明することができる。 (3)各種犯罪の現状分析をつうじて、犯罪統計の見方を身につけることができる。
【授業概要(キーワード)】
犯罪学、刑事政策
【科目の位置付け】
この授業は、犯罪学ないし刑事政策学の基本的知識を修得した上で、あるべき犯罪対策を講ずるための視点を獲得するために編成される科目である(総合法律コースのカリキュラム・ポリシー)。
【授業計画】
・授業の方法
レジュメ・資料を用いた講義形式で行う。
・日程
①刑事政策の基礎 ②犯罪現象(犯罪の現状と分析) ③犯罪原因論(諸理論の概観) ④犯罪対応(刑事諸制度の現状と分析) ⑤各種犯罪と犯罪者対策(交通犯罪、高齢者犯罪、児童虐待犯罪、少年犯罪、女性犯罪、精神障害者犯罪、暴力団犯罪、薬物犯罪)
【学習の方法】
・受講のあり方
レジュメ・資料に基づき講述・板書するので、その内容を的確に理解すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で取り扱ったテーマについて、参考書および資料を用いて理解を深め、解らない場合は質問すること。 講義を通じて理解が不十分であった点については、質問・再学習を通じて理解を確実なものとすること。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した3点について、「主体的な参加の度合い」、「知識の修得の度合い」、「理解の度合い」、「汎用的技能の修得の度合い」の4つの基準によって評価する。 小テストおよび期末試験においては、知識を正確に理解しているか、論理的な論述ができているかを評価の基準とする。
・方法
小テスト(30%)および期末試験(70%) なお、両試験を受験することが成績認定の条件である。
【テキスト・参考書】
テキストは特に指定しない。 参考書については開講時に紹介する。
【その他】
・オフィス・アワー
月曜日の10時から11時30分に西岡研究室(2号館3階)にて対応する。
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