【授業の目的】
企業経営における意思決定問題において定量的な評価を下すことは重要です。本講義ではそのような意思決定問題を対象とし、その考え方と解析手法を習得することによって、オペレーションズ・リサーチに関する理解を深めることを目的とします。
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、 (1)意思決定問題を解く手順を説明できる。【知識・理解】 (2)意思決定問題を解くことができる。【技能】 (3)問題解決のための論理的思考法とデータ分析技法を討議することができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
オペレーションズ・リサーチ,線形計画法,非線形計画法,整数計画モデル,動的計画モデル
【科目の位置付け】
この授業は,経済学や経営学の問題について,意思決定問題とその解法を身につけるために編成される科目である。 なお,本授業を受講する前に,高校数学とExcelに関する初歩的な知識を持っていることが望ましい。
【授業計画】
・授業の方法
オペレーション・リサーチの問題について講義形式での説明を行います。 その後,演習問題を各自が解くことで理解を深めます。 講義中の2回はExcelを用いて問題を解く演習を行います。
・日程
1.オペレーションズ・リサーチとは 2.評価と意思決定 3~6.線形計画モデル 7.線形計画モデルの演習 8~9.非線形計画法 10~11.整数計画モデル 12~13.動的計画モデル 14.非線形計画法,整数計画モデル,動的計画モデルの演習 15.まとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
演習問題はもちろんのこと,講義の際にも実際に問題を解きながら説明を聞いて理解を深めるようにしてください。 Excelで演習を行う際には主体的に取り組んでください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
演習問題を授業時間外に解いてみることで理解を深めることができます。 また,復習をしっかりしてオペレーションズ・リサーチの解放を理解してください。
【成績の評価】
・基準
授業時に二度演習を行います。また,期末時に課題レポートを課します。 演習により意思決定問題を解くための手順を理解しているか,また実際に解くことができるかを評価します。 期末レポートでは,現実の問題を解決することで,知識・理解・技能に加え論理的思考や分析技能に対する態度・習慣を評価します。
・方法
授業中の二度の演習(それぞれ20%)と期末レポート(60%)により評価します。
【テキスト・参考書】
テキストは指定しません。 この授業の参考書としては,「森・松井「オペレーションズ・リサーチ」,朝倉書店(2004)」があります。 必要な資料はweb classで配布します。
【その他】
・学生へのメッセージ
この授業では初等数学を使います。ほとんどは中学校程度の数学で理解できます。 また,Excelも使いますが,基本的な操作ができれば問題ありません。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を西平研究室(人文社会科学部3号館8階)において、火曜日の 13:00~14:30 の間に設けます。 事前にメール等でアポイントを取ってくれれば上記以外でも対応できることもあります。
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