【授業の目的】
仕事や旅行で東アジアを往来するだけでなく、身近に中国人と接する機会の増えた日本人にとって、中国語を習得する必要性は益々高まっています。 中国語には多くの方言があります。一般に中国語は七大方言(八大方言とも)に分かれます。本授業で学ぶ中国語は、北方方言を基礎として形成された標準語で、“普通話”と呼ばれるものです。“普通話”は中国及び世界各地の華人社会の共通語であるにとどまらず、国連の公用語の一つともなっていて大変に有用性の高い言語です。 本授業は、中国語“普通話”の発音・文法の初歩を学びます。基本的な発音の方法と、入門レベルの語彙・語法、簡単な会話表現を身につけることを目的とします。
【授業の到達目標】
中国語発音の基礎と、その発音表記「ピンイン」をマスターすることができます。さらに、「多く聞き、多く話し、多く読み、多く書く」練習を重ねることによって、中国語による初歩的な会話能力が習得できます。
【授業概要(キーワード)】
中国語入門 発音 会話
【科目の位置付け】
この授業は、現代中国で用いられている標準中国語を学び、発音から身近な日常会話までの表現能力を習得するものです。
【授業計画】
・授業の方法
テキストの発音・理解・練習・ロールプレイング以外に、映像教材を用います。映像を通し、会話・ヒアリング能力だけでなく、中国の社会と文化も理解します。
・日程
第1~4回:「ピンイン」及び発音 第5~8回:中国語での挨拶 第9~11回:時間と場所の言い方 第12~13回:存在の表現 第14~15回:色々な尋ね方
【学習の方法】
・受講のあり方
大きく明瞭な声で、発音練習を行い、わからない発音や文法事項は、積極的に質問します。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
課題、音読練習など指示どおりに予習します。 プリント・練習問題など指示どおりに復習します。
【成績の評価】
・基準
意欲的に出席し、授業内容を理解したか、発音は正確か、基本的な読み書き・聞き取りができているかを評価します。
・方法
積極的受講姿勢20点。小テスト40点。期末テスト40点。以上を2名の教員の平均点で算出。
【テキスト・参考書】
教科書:竹島毅『さあ 中国語を学ぼう!会話・講読』(白水社、2019)2500円+税 辞書:『はじめての中国語学習辞典』(朝日出版社)、『プログレッシブ中国語辞典』(小学館)、電子辞書等。
【その他】
・学生へのメッセージ
「中国通」の人材は、今後さらに活躍の舞台が広がることは間違いありません。一歩一歩学びを重ね、将来の職業や文化交流等に、中国語の基本的能力を役立ててください。
・オフィス・アワー
水曜日 12:00~13:00 福山研究室(人文社会科学部1号館4階)その他、面談の必要がある場合、連絡を取り適宜応対します。
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