【授業の目的】
私たちの生活と食の安全・安心、農業との関わりについて理解を深めるため、山形の農畜産物などの身近な食について総合的な視点から学ぶことを目的とする。
【授業の到達目標】
本科目を履修した学生は、 1)身近な食の問題について理解できる。【知識・理解】 2)農業を含めたさまざまな視点からの考察力を身につけることができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
食の安全・安心、農業、農畜産物、食生活、有機栽培、病害防除、地域(山形)
【科目の位置付け】
本授業を通じて、安全な農畜産物の生産に関する理論や技術を理解するうえで必要な総合的な判断力やバランス感覚を習得する。
【授業計画】
・授業の方法
果樹園芸学、植物病理学、畜産学を専門分野とする3人の教員がそれぞれ5回ずつ講義を担当する。
・日程
詳細は各担当教員が説明する。主な内容は以下のとおりである。 1.ガイダンス(堀口) 2.私たちにとっての畜産物とは(堀口) 3.畜産物を享受するために考えておくこと(堀口) 4.安全・安心な畜産物と私たちができること(堀口) 5.まとめと試験(堀口) 6.あなたと農との距離-人間の生活と農業の現状を考える-(平) 7.「農よ、自然に還れ」-自然農法家・福岡正信の農-(平) 8.「奇跡のリンゴ」-木村秋則のリンゴ栽培の記録-(平) 9.農を生活の一部に-人間の生活と農業の将来を考える-(平) 10.まとめと試験(平) 11.有機農業(小林) 12.特別栽培農産物制度(小林) 13.水稲における有機栽培、特別栽培(小林) 14.生物農薬(微生物)を利用した病害防除(小林) 15.まとめと試験(小林)
【学習の方法】
・受講のあり方
身近な食の問題について積極的に自分の意見を持つ姿勢で授業に望んでもらいたい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業の内容に関連する情報を書籍や雑誌などから積極的に得るように努力してもらいたい。
【成績の評価】
・基準
農業との関わりが深い身近な食の問題について、総合的な視点から適切に考察できているかを合格の判断基準とする。
・方法
各教員が課す筆記試験(レポートを含む、80点)、授業態度(出席カードのコメントなど、20点)の成績を総合して評価する。 評点は各教員の平均点とする。
【テキスト・参考書】
特に指定しない。 関連する参考書は必要に応じて授業中に紹介する。 必要な資料やプリントは授業ごとに配布する。
【その他】
・学生へのメッセージ
担当教員から違った視点の問題提起がある。 それらをもとに、自分自身の考え方、ものの見方を深めてもらいたい。
・オフィス・アワー
各担当教員が対応するので、質問がある場合には講義ごとに各担当教員へ確認すること。
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