フィールドワーク 山形で働く魅力(プレインターンシップ)(山形から考える)
 Pre-Internship(Thinking Outside Yamagata)
 担当教員:松坂 暢浩(MATSUZAKA Nobuhiro),山本 美奈子(YAMAMOTO Minako)
 担当教員の所属:教育企画部
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
<仕事を体験する時間 ~就業体験を通して働くとは何かを考える〜>
本授業は、『山形県内での就業体験(インターンシップ)』を通して、早期からキャリア意識と学習意欲を高め、働くとは何かを考えることを目的としています。また2年次以降のインターンシップ参加に向けた準備段階と位置付け、【山形県内の中小企業(山形県中小企業家同友会加盟企業)または官公庁で3日間のインターンシップに参加】してもらいます。

【授業の到達目標】
インターンシップ体験を踏まえて、以下3点について説明できることを目指します。
1.地域の中小企業や自治体の魅力とは何か
2.自分自身にとって働くことはどのようなことか
3.体験を通して得られた学びや気づきを今後の大学生活でどのよう活かしていくか

【授業概要(キーワード)】
学生主体型授業(アクティブラーニング)▽▼☆★、インターンシップ、キャリア意識、学習意欲、就業観、ビジネスマナー、キャリアデザイン、社会人基礎力

【科目の位置付け】
本授業は、個々人のキャリアについて考えることで、社会を構成し運営する自立した人間として、人生をどう生きるべきか。より良く、より力強く生きようとする力である「人間力」を育成するものです。(山形大学基盤教育の基本方針より)

【授業計画】
・授業の方法
事前・事後学習とインターンシップ参加を組み合わせて実施します。具体的には、インターンシップ参加前の準備として事前学習の授業を行います。その後、インターンシップ先に事前訪問し、夏休み期間中に3日間のインターンシップに参加します。インターンシップ参加後は、事後学習として体験の振り返りと成果報告会を行います。
・日程
第1回 オリエンテーション
第2回 インターンシップ参加のための準備①
第3回~4回 履歴書、志望理由書など応募書類の作成①②
第5回~6回 ビジネスマナーを学ぶ①②(外部講師)
第7回 インターンシップ参加のための準備②
第8回 『山形で働く魅力について学ぶ(外部講師)』
第9回 インターンシップ参加のための準備③
第10回~12回 【インターンシップ参加(3日間)】
第13回~15回 体験の振り返りと成果報告会
※インターンシップ参加準備の状況により、回数や内容に変更がある場合があります。
※ビジネスマナーの回は、各学部で開講されているインターンシップ授業の履修学生と合同で実施する予定です。

【学習の方法】
・受講のあり方
1)事前学習でしっかりと準備に取組み、事後学習で振り返り、学びを深めてください。
2)インターンシップ参加中は、積極的・主体的に行動するよう心がけてください。また、受入先の担当者の指示に従い、各自で設定する目標達成に向けて努力してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)個別のメッセージのやり取りやレポートの提出にウェブクラスと求人検索NAVIを使用します。登録に関しては授業内で指示します。
2)授業外でも、参加前の準備(提出書類の作成、企業研究、ビジネスマナーの習得など)を十分に行ってください。またインターンシップ中は、何を学んだか、何が課題であったのかを振り返る時間を必ず設け、実習日誌にまとめてください。

【成績の評価】
・基準
事前学習の取組み、インターンシップ参加状況、参加後の成果報告を踏まえて総合的に評価します。
・方法
1)インターンシップ参加前に作成する「履歴書」および「志望理由書」(25%)
2)インターンシップ参加後に提出する「インターンシップ実習日誌」(25%)
3)成果報告会での発表(30%)
4)インターシップ受入企業からの評価(20%)

【テキスト・参考書】
テキスト(教科書):伊藤宏・髙橋修・松坂暢浩 (著)『大学生のための実践的キャリア&就活講座』,中央経済社
※その他、授業で使用する資料等は、適宜、ウェブクラスにアップします。

【その他】
・学生へのメッセージ
1)初回のオリエンテーションには必ず参加してください。
2)本授業は中小企業コースと官公庁コースの2コースを予定しています。受入人数に制限があるため、応募者多数の場合は抽選を行います。
3)インターンシップと成果報告会の参加は必須になります。授業部分の履修だけでは単位は認定されません。
4)インターンシップ参加にあたり、服装(スーツ)、髪の色や髪型などに注意してください。また受入先への通勤にかかる交通費は学生の自己負担になります。
5)本授業は、学生の成長につながる教育的効果が高いインターンシップとして、文部科学省の「大学等におけるインターンシップ表彰」で最優秀賞(全国1位)を受賞しました。
6)教員独自のアンケート調査で、インターンシップの参加満足度は約95%でした。
7)履修した先輩の感想(アンケートの感想から一部抜粋)
「初めての経験ばかりで、インターンシップの3日間は毎日がとても新鮮でした。仕事の大変さや働くことのやりがいを知ることができ、自分に足りないことを見つけ、将来についてもっと考えていかなければならないと感じることができました。」
「インターンシップ実習中に担当者からビジネスマナーについて具体的に説明を聞いてとても参考になりました。」
「働くにあたって、ただ働くのではなく、働く意味を理解し、それに向かって自分は何をすればよいのか考えることが大切であると学ぶことができました。」
「インターンシップは受ける前は不安でいっぱいで面倒くさいなと思うこともありましたが、実際に行くと面白かったし、中小企業に対する見方が変わりました。」
・オフィス・アワー
オフィス・アワーは、木曜日の午前中に小白川キャリアサポートセンター(基盤教育1号館1階)において対応します(授業や会議および出張等で不在以外)。面談を希望する場合は、事前にウェブクラスのメッセージから問い合わせください。

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