【授業の目的】
山形の食文化を学ぶことで現代の食生活の課題を考究する。
【授業の到達目標】
(1)山形の食文化について理解し、説明することができる。【知識・理解】 (2)山形の食材の特性を理解し,郷土料理を調理することができる。【技能】 (3)山形の食文化の現代的課題について、討議することができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
学生主体型授業(アクティブラーニング)▽▼☆、食文化、郷土料理、山形、 調理実習
【科目の位置付け】
この科目は山形の食文化について様々な視点から理論的に考察することで、健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。
【授業計画】
・授業の方法
講義ならびに実習 山形の食文化について調理実習を含めて体験的に学ぶ。
・日程
1.オリエンテーション・山形県の郷土料理概観(全員で・石垣) 2.郷土料理における「かてもの文化」(藤田) 3.米の食文化(よもぎ団子実習を含む)(三原) 4.実習1 ウコギ飯(置賜) 孟宗汁(庄内)(三原・石垣) 5.実習2 笹巻ときな粉(石垣・三原) 6.魚介類の保存食とその利用(塩蔵・乾燥)(石垣) 7.実習3 うどと身欠きニシンの煮物(内陸) ふきの煮物(石垣・三原) 8.山形の在来作物と産業(三原) 9.地域産業と連携した商品開発の実際(わらび入り肉団子等の実習を含む(三原) 10.野菜の保存食とその利用(わらび製品を利用した実習を含む)(三原) 11.実習4 いかの塩辛(庄内) 枝豆のみそ汁(庄内)(石垣・三原) 12.実習5 しそ巻き(内陸) だし(村山)(石垣・三原) 13.お盆の行事食(田川地方のお盆7月15日前後で)(藤田) 14.出身地の郷土料理プレゼン発表(一人3分スライド5枚以内)(全員で) 15.調理実習室の大掃除、授業の振り返り(全員で)
【学習の方法】
・受講のあり方
グループ活動への積極的参加を求めます。調理実習はグループワークで行いますので、協力しましょう。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
随時、参考文献を示します。自らの食生活・出身地の食文化に関心をもって生活してください。
【成績の評価】
・基準
1)山形の食文化について適切に説明することができることを合格の基準とします。 2)郷土料理の調理ができることを合格の基準とします。 3)食文化について考察できることを合格の基準とします。
・方法
受講後の小レポート(60%)、レポート(20%)グループ討議・実習への参加状況(20%)
【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが、授業進度、学生の理解に合わせて、適宜、指定します。
【その他】
・学生へのメッセージ
グループ活動への積極的参加を求めます。調理実習経費は実費負担です。授業内で食材費2700円を徴収しますので、準備をしておいてください。
・オフィス・アワー
随時受付可(事前メール予約必要) 連絡先:n.mihara@e.yamagata-u.ac.jp
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