【授業の目的】
医療依存度の高い患者の急性期から在宅療養移行に至るまでの支援及び支援方法開発のための研究方法を学ぶ。
【授業の到達目標】
医療依存度の高い患者の急性期から在宅療養移行に至るまでの支援方法を理解し、看護実践及び研究計画の立案に応用することができる。
【授業概要(キーワード)】
医療依存度、急性期、在宅療養、人工呼吸療養者、がん療養者、家族
【科目の位置付け】
看護高度専門職業人として豊かな学識と高い見識を獲得することを狙いとして、急性期から在宅療養移行までの一連の支援について学ぶ。
【授業計画】
・授業の方法
日曜日の1・2校時に講義と演習を並行して行う。成人・老年看護学演習Ⅱ~Ⅳと連続して行い、発表者のプレゼンを聞きながら討論に参加する方法で進める。
・日程
第 1~ 7回 人工呼吸療養者の支援 第 8~15回 がん療養者の支援 第16~23回 在宅療養移行時の支援 第24~29回 家族への支援 第30回 まとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
各回の授業で提示する文献の調査結果の発表を求める。配布資料やノートの整理を通じて、授業で提示する研究に必要な方法論への理解を深めることが望ましい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業進度に応じて毎回課題を課します。図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い、自分の考えをまとめておくことを勧める。
【成績の評価】
・基準
医療依存度の高い患者の急性期から在宅療養移行に至るまでの支援及び今後の課題について、文献を用いて考察し発表できることを合格の基準とします。
・方法
毎回の発表30点、ディスカッション30点、配布資料の準備状況40点を合計して評価する。
【テキスト・参考書】
Dean R. Hess(新井正康監訳):人工呼吸ブック.メディカル・サイエンス・インターナショナル 倉澤 一、他:呼吸リハビリテーション.学研 宮崎歌代子編:在宅人工呼吸(気管切開口/鼻マスク)在宅持続陽圧呼吸療法.医歯薬出版 JK Itano & KN Taoka Ed.(小島操子・佐藤禮子監訳):がん看護コアカリキュラム.医学書院 Carlton G. Brown: A Guide to Oncology Symptom Management. ONS Publishing
【その他】
・学生へのメッセージ
授業はなるべく平易な表現で説明するが、不明な点があったら躊躇せず質問することを心掛けてほしい。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答えるオフィスアワーは、学生の都合と合わせ設けるようにいたします。事前にご連絡をお願いします。連絡先は初回授業で知らせる。
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