化学英語C
 English for Chemists C
 担当教員:村瀬 隆史(MURASE Takashi)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年(平成28年度以前入学者)  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:物質生命化学科  科目区分:必修科目 
【授業の目的】
化学的研究成果の多くは英語論文として世界に向け発信されるため、最先端の研究を理解する上では英語論文を読むことが必要不可欠です。また、研究活動で必要な学問的知識は英語の教科書から得ることもあります。本講義では、化学英語Bで学習した内容を基に、学術論文や教科書を英語で読むための基礎力を身につけることを目的とします。

【授業の到達目標】
化学に関連した様々な分野の英文を読んで、その内容を正しく、かつ素早く理解できる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
化学英語,英語表現,英語長文読解

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この講義は、英語で書かれた化学の教科書を読み、特有の表現に慣れることで、化学専門分野における知識を修得することを目的とする(理学部カリキュラム・ポリシー)

【授業計画】
・授業の方法
英語で記載された化学の教科書の内容を理解する。授業内での小テストや補足説明により、知識の定着と応用力を高める。
・日程
Chapter 4「化学英語の文章に親しもう」
第1回目 ガイダンス、Lesson 1 原子
第2回目 Lesson 2 結合の強さと長さ、Lesson 5 カルボニル化合物
第3回目 Lesson 3 水素結合、Lesson 6 si面とre面
第4回目 Lesson 4 触媒作用
第5回目 Lesson 7 求核置換反応、Lesson 8 シュレンク平衡、Lesson 9 速度論
第6回目 Lesson 10 ポリマー、Lesson 11 超分子化学、Lesson 12 光合成
第7回目 Lesson 13 細胞1、Lesson 14 細胞2、Lesson 15 アルケンの遷移金属への結合
第8回目 期末試験とまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
毎回、テキストに記載された英文の確認テストを行います。英和辞典を持参すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テキストに記載の和訳をすぐに参照することなく、まずは英文のままで内容を理解することを試みる。テキストに付属のCDを聞き、文字に起こす。

【成績の評価】
・基準
化学英語に頻出する基本構文を覚え、その知識を適切に応用し、英語で書かれた化学の教科書を読めることを評価基準とする。
・方法
講義開始時に行う小テスト(30%)と期末試験(70%)で評価します。


【テキスト・参考書】
テキスト:「化学英語101 リスニングとスピーキングで効率的に学ぶ」(國安均著、化学同人)
参考書:高校で使用した英文法の参考書

【その他】
・学生へのメッセージ
研究室に配属後、自分が研究する分野の英語論文をたくさん読むことになります。今から少しずつ、英語長文に慣れて耐性をつけていきましょう。
また、化学に関する英文を読めるようになるだけでなく、書けるようになることも目標にして、学習に取り組んで下さい。集中講義のため、実施時期の詳細については、担当教員に確認すること。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を担当教員居室(理学部1号館3階323号室)において、原則、火曜日の昼休み(12:00〜12:30)としますが、これに限らず在室している時は随時対応します。

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