【授業の目的】
生命の基本、疾病や治療の原理を理解するため、正常な細胞の営みと破綻、遺伝子の性質について学ぶ。
【授業の到達目標】
① 細胞の正常な営みと破綻(疾病の発症)を関係づけることができる。【知識・理解】 ② 遺伝子の基本的な性質(構造や遺伝)について述べることができる。【知識・理解】 ③ 最新医療を理解し、将来の看護に応用できる素地を身につける。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
ゲノム、遺伝子、染色体、遺伝子病と遺伝病、遺伝の法則、エピジェネティクス
【科目の位置付け】
看護の専門科目を学ぶにあたっては、生体の基本的な仕組みを理解しておく必要がある。遺伝科学は、生命現象を遺伝子レベルで学び、疾病やその治療を理解する基盤を作るための科目である。
【授業計画】
・授業の方法
後期の毎水曜日13:00-14:30、全8回の講義形式とし、第9回目にまとめと試験を実施する。
・日程
第1回 遺伝子と染色体 第2回 DNAの複製と修復 第3回 転写と翻訳 第4回 遺伝子の発現調節 第5回 メンデル遺伝 第6回 遺伝子の変化と疾患 第7回 がんと遺伝子変異 第8回 エピジェネティクス、ゲノム医療 第9回 まとめと試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
本/雑誌、新聞、インターネットなど、様々なメディアから情報を収集して、興味や疑問を持ちながら受講すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
様々なメディアからの情報収集をすることや講義の中で紹介する参考書等を読むこと。 興味が持てるテーマを自身でみつけ、その分野の知識を増やして理解を深めること。 WebClassの復習テストを受けて合格点が取れるように学習すること。
【成績の評価】
・基準
①細胞の正常な営みと破綻について理解しているか。 ②遺伝子の構造や基本的な性質について説明できるか。 ③話題になっている最新医療をある程度理解し、また関心はあるか。
・方法
講義最終日に基本的な用語と講義内容の理解程度を記述式で試験し、60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
<教科書> ● 服部成介、水島-菅野純子著,菅野純夫監修、よくわかるゲノム医学 改訂第2版 ―ヒトゲノムの基本から個別化医療まで―,羊土社,
<参考書> 講義の中で紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
「細胞を知れば生命がわかる」 細胞の中で起こる出来事を知ることによって生命現象や疾病の発症について考えよう。 科学的な眼でヒトを見よう。
・オフィス・アワー
研究室に在室している場合は随時相談を受け付けます。 会議、講義や実習、出張で不在の場合や実験中で応じられない場合もあるため、確実に面談したい場合は事前予約をお願いします。
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