建築設計製図Ⅲ
 Architectural design Ⅲ
 担当教員:井上貴詞(INOUE Takashi), 小松正和(KOMATSU Masakazu), 佐藤 慎也(SATO Shinya), 濱 定史(HAMA Sadashi)
 担当教員の所属:非常勤講師, 大学院理工学研究科(工学系)
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):設計事務所代表(井上, 小松)
建築設計(濱)
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:工学部 建築・デザイン学科  科目区分:選択 
【授業の目的】
地域施設の設計では、コンパクトシティの進展とともに機能の複合化が進み、都市との関係、社会との関係など様々な要素が複雑に絡み合っている。少子高齢化の進展、地球温暖化のグローバルな視点から改めて地域施設を捉え直し、具体的な建築設計する上で必要とされる基本的な設計能力に加え、地域課題を捉え直し、人と人との関係を再構築していく上で必要となる問題発見能力、構想力、表現力、プレゼンテーション能力などを身につける。地域でのデザインサーベイを行いながら建築家とともに実践的な課題に取り組む。

【授業の到達目標】
・地域施設を設計する上で必要とされる基本的な設計能力を養う。
・地域環境をサーベイし、地域環境との関連性を持った企画能力を身につける。
・時代変化に対応した建築と都市との関係を考える能力を養う。
・地域の人たちへのヒアリング、ワークショップ、発表会などを通して構想力、プレゼンテーション能力を身に着ける。

【授業概要(キーワード)】
大規模施設、都市、建築、社会、構想力、表現力、問題発見力

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
一級建築士・二級建築士・木造建築士試験認定科目、インテリアプランナー登録資格関連科目、教科(工業)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
11.住み続けられるまちづくりを
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
デザインサーベイを行い、スケッチ、図面、模型などによって自らの計画案を提示する。
それらを基に教員とのディスカッション、事例調査を経て地域環境を含めた建築デザインとして仕上げていく。
・日程
第1回:課題説明、大規模施設のデザインとは何か
第2回:デザインサーベイ 現地調査
第3回:基本構想(地域環境に関するプレゼン)
第4回:基本構想(必要とされる建築的な要素に関するプレゼン)
第5回:平面計画の検討
第6回:平面・断面計画の検討
第6回:断面・立面計画・エスキス模型による検討
第7回:中間発表
第8回:製図(1)
第9回:製図(2)
第10回:製図(3)
第11回:模型作成(1)
第12回:模型作成(2)
第13回:プレゼンテーション作成(1)
第14回: プレゼンテーション作成(2)
第15回:作品提出および講評

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
ディスカッションをするため、必ずイメージ・企画・構想・設計計画案をその都度、進捗具合に合わせて作成し、プレゼンテーションを実施すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
日頃から興味を持って建築に接すること。建築雑誌、互いに建築を紹介する機会を設けて、考察を深め、可能な範囲で建物見学等を行い、空間構成、質感、景観的な特徴などを把握すること。

【成績の評価】
・基準
・地域施設を設計する上で必要とされる基本的な設計能力を有すること。
・地域環境をサーベイし、地域環境との関連性を持った企画能力を身につけたこと。
・時代変化に対応した建築と都市との関係を考える能力を有すること。
・地域の人たちへのヒアリング、ワークショップ、発表会などを通して構想力、プレゼンテーション能力を身につけたこと。
・方法
最終成果物のプレゼンテーションと講評を行う。
各回での取り組み30%、提出物等70%(プレゼンテーションを含む)の割合で採点する。

【テキスト・参考書】
参考書:コンパクト建築設計資料集成 日本建築学会 丸善

【その他】
・学生へのメッセージ
課題については
自ら到達したい目標を定め、自ら時間を創って取り組むこと。
・オフィス・アワー
授業終了時、または研究室で随時行う。

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