【授業の目的】
経済学の基礎を学ぶ。ミクロ経済学のパートでは、個別の家計や企業の行動から市場ついて学ぶ。マクロ経済学のパートでは、GDPや物価などの動向について学ぶ。
【授業の到達目標】
(1) 市場のメカニズムと市場の失敗について理解することができる。 (2) 基本的なマクロ経済政策について理解することができる。
【授業概要(キーワード)】
比較優位、市場、供給、需要、均衡、余剰、国内総生産、物価、経済成長
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
・経済学の導入科目 ・教科(中学校・社会,高等学校・公民)に関する「基礎科目」
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 03.すべての人に健康と福祉を 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
授業は3つのパートからなる。第1パートでは、比較優位について学ぶ。第2パートではミクロ経済学を学ぶ。第3パートではマクロ経済学を学ぶ。時間に余裕があれば経済実験を行う。
・日程
第1回:オリエンテーション(自己紹介、授業概要の説明) 第2回:人々はどのように意思決定し、影響しあい、経済は全体としてどのように動くのか? 第3回:相互依存と貿易からの利益、比較優位の原理 第4回:ミクロ経済学(1)―市場と競争、市場における需要 第5回:ミクロ経済学(2)―市場における供給、市場均衡 第6回:ミクロ経済学(3)―価格規制 第7回:ミクロ経済学(4)―税金 第8回:ミクロ経済学(5)―消費者余剰、生産者余剰、市場の効率性 第9回:ミクロ経済学(6)―市場の効率性、市場の失敗 第10回:ミクロ経済学(7)―外部性、コースの定理、ピグー税 第11回:マクロ経済学(8)―国民所得の測定、GDPの構成要素、実質と名目GDP、 第12回:マクロ経済学(2)―消費者物価指数、実質と名目利子率 第13回:マクロ経済学(3)―世界の国々の経済成長、生産性 第14回:マクロ経済学(4)―貯蓄、投資と金融システム、政府の財政赤字と財政黒字 第15回:マクロ経済学(5)―総需要曲線、総供給曲線
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
・毎回出席する。 ・課題を提出する。 ・他人に迷惑をかけない。 ・疑問があれば質問する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
①自分の問題意識をしっかり持ち、積極的な姿勢で授業に望むこと。 ②各内容で紹介された図書を読み、インターネットや図書館を利用するなど、授業で上げられた内容を深めていくこと。
【成績の評価】
・基準
・自分の課題に意欲的に取り組み、質疑応答の時間に積極的な態度が見られたか。(課題20点) ・授業の学習内容をきちんと理解したか(筆記試験80点)
・方法
・課題の提出から、授業の内容を理解しようと努めているかを判断する。 ・筆記試験から、授業の理解度を判断する。
【テキスト・参考書】
・テキスト:N・グレゴリー・マンキュー『マンキュー入門経済学[第2版]』東洋経済新報社、2014年。
【その他】
・学生へのメッセージ
・どのような社会科教師になりたいのかを常に考えつつ、積極的な姿勢で授業に参加して下さい。
・オフィス・アワー
・事前に連絡をして下さい。互いの日程を調整し、授業のある日、授業後1時間ほど学生の相談にのります。
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