生活文化論
 Cultural Historical Studies
 担当教員:石垣 和恵(ISHIGAKI Kazue)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
生活文化の変容過程を学ぶことで現代の生活文化に関する課題を考究する。

【授業の到達目標】
(1) 生活文化の変容と現状について科学的に理解し、説明することができる。【知識・理解】
(2) 生活文化の現代的課題を主体的に考察することができる。【技能】
(3) 生活文化の現代的課題について、討議することができる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
生活文化、現代の生活課題、生活者の視点

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この科目は生活文化について様々な視点から理論的に考察することで、健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。また、文化創生コースの選択必修③卒業要件上、6単位選択し修得しなければならない科目に該当する。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
05.ジェンダー平等を実現しよう
08.働きがいも経済成長も
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
講義ならびに演習
毎回生活文化に関する諸問題を順次取り上げ、生活文化に関する簡易な実験などを通して体験的に学ぶ。
・日程
第1回目 「生活」はどこでどのように学んできたか(生活に関する学びの振り返り)
第2回目 幸せとは何か(他国の「幸せ観」との比較から)
第3回目 何をどのように着てきたか(被服材料基礎)
第4回目 ファッション文化~洋服と和服の違い~(被服構成の基礎)     
第5回目 ファッションの流行と個性(被服史基礎)
第6回目 衣生活における現代の生活課題
第7回目 共生と多様性①バリアフリーとユニバーサルデザイン
第8回目 共生と多様性②公共空間ユニバーサルデザイン評価
第9回目 住生活における現代の生活課題(避難所生活体験から)
第10回目 災害時の生活課題(非常持ち出し品と備蓄食料の検討)
第11回目 自分にとって家族とは
第12回目 職業選択と人生設計
第13回目 成年期の生活課題(子どもは誰が育てるか)
第14回目 高齢期の生活課題(親の介護をどうするか)
第15回目 授業の振り返り

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
グループワークを複数回行います。グループワークへの積極的参加を求めます。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・日頃から新聞等を読み、自らの生活を問い直す批判的な視点で自らの生活や社会に関する情報収集に努めて下さい。
・講義後に毎回小レポートを課します。講義内容に即して各自生活課題を見出していきましょう。最後に講義内容の一つを選んでテーマを設定しプレゼンします。

【成績の評価】
・基準
1)生活文化の諸課題について、授業を通して得られた知識や経験に基づいて主体的に考察し、論述できることが合格の基準です。
2)授業での活動に積極的・能動的に参画できていることが合格の基準です。
・方法
受講後の小レポート(60%)、レポート(20%)グループ討議への参加状況(20%)

【テキスト・参考書】
適宜指示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
「生活文化論」では過去を振り返り、未来の生活を考えます。身近な生活の中から、自らの当たり前を問い直してみましょう。
・オフィス・アワー
火曜日の12:00~13:00、地域教育文化学部1号館3階の研究室に来て下さい。またはWEBクラスのメッセージで質問を受け付けています。

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