【授業の目的】
講義によって生理学の基礎や運動・スポーツによって身体に生じる現象とその仕組みを学ぶことを通して、運動・スポーツ指導の場面において生理学的な背景を活用するための知識を習得する。
【授業の到達目標】
運動・スポーツによって身体に生じる現象とその仕組みを説明できる。 運動・スポーツによって生じる身体の変化を実際の場面に当てはめて説明できる。
【授業概要(キーワード)】
スポーツ、生理学、生体機能、適応機序
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は運動・スポーツによって人間の身体がどのように変化するのか、その現象と仕組みを学ぶことを通して、スポーツの実践や指導に必要な知識を習得するものである(地域教育文化学部文化創生コースのディプロマ・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
テキストと配布資料をもとに各回のテーマに従って講義を進めていく。 小テストによって理解度を毎回確認しながら進めていく。 実際のスポーツ・運動場面を想定しながら講義を進めていく。
・日程
第 1回: スポーツ生理学概論 第 2回: 筋収縮とエネルギー供給系 第 3回: 筋線維の種類と特徴 第 4回: 神経系の役割 第 5回: 筋の収縮様式と筋力 第 6回: 呼吸と運動・スポーツ 第 7回: 循環と運動・スポーツ 第 8回: 内分泌系と運動・スポーツ 第 9回: 身体組成と健康・スポーツ 第10回: 運動と生活習慣病、運動処方 第11回: 環境と運動・スポーツ 第12回: 筋疲労の要因 第13回: 発育発達と身体機能の変化 第14回: 加齢と身体機能の変化 第15回: まとめとテスト
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
基本となる用語をきちんと整理した上で、仕組みや内容をよく理解すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
毎時間小テストを行うので、授業で学んだ内容や用語、その意味などを配布資料やテキストを用いてきちんと復習すること。基本的にはテキストの1章分が講義1回分の内容のため、あらかじめ通読しておくこと。
【成績の評価】
・基準
スポーツ生理学を理解する上で必要な基礎的な用語を理解し、運動・スポーツによって身体に生じる現象とその仕組みを説明できること、運動・スポーツによって生じる身体の変化を実際の場面に当てはめて説明できることを合格の基準とする。
・方法
基準への到達度を毎時間の小テスト(40%)と学期末のテスト(60%)で評価する。
【テキスト・参考書】
テキスト:勝田 茂編著「入門運動生理学第4版」杏林書院、2015年
【その他】
・学生へのメッセージ
スポーツ生理学は身体動かすことを教えたり勧めたりする上での根拠となる最も重要な学問の一つです。できるだけわかりやすく、健康やアスリートなどのトピックも交えながら進めていきます。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は渡邉研究室(地教3号館4階)において、原則、木曜日10:30〜12:00としますが、これに限らず在室している時は随時対応します。
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