東アジア史概論
 Introduction to Asian History
 担当教員:新宮 学(ARAMIYA Manabu)
 担当教員の所属:人文社会科学部(非常勤講師)
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
中国を中心とした前近代東アジア地域の歴史的変容とその社会構造の特質について概観する。
アジア史の扱う領域は中国のみに限らないが、東アジアの伝統社会形成を考えるうえで、規範的役割を果たしてきた中国を中心に学ぶ。

【授業の到達目標】
(1)中国を中心とした東アジの伝統社会の形成過程について説明できるようになる。
(2)またその社会構造の特質について理解できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
アジア史 時代区分 中国の都市と農村

【科目の位置付け】
専門基礎科目の一つで、東アジア史についての概論科目です。カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
毎回プリントを配布し、史料・地図等を用いて講義を進めていく。
・日程
第1回 ガイダンス
第2回~3回 序論 「東洋」とアジア
第4回~6回 1 唐宋変革期の発見
第7回~9回 2 宋代以降の農村社会の変容
第10回~13回 3 都市社会の変貌(長安・開封)
第14回 4 伝統社会の成立
第15回 まとめと試験

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講述した内容をノートに筆記する。配布プリントを整理保存する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
予習のあり方:配布資料等をよく読んでおく。高校段階で「世界史」の未履修者の場合は、下記の参考書などで補い学習することが望ましい。
復習のあり方:ノートをよく整理しておく。

【成績の評価】
・基準
期末試験は論述形式の試験を行い、中国を中心とした東アジアの伝統社会の形成過程やその社会構造の特質についての理解の程度や論理的思考力を評価する。
基準は、東アジアの伝統社会の歴史について理解し、具体的事例などを挙げながら自身の言葉で解説できる。
・方法
期末試験(70 %) 平常点(30%)
出席の確認を兼ねた小テストも随時行い、主体的な参加や理解の度合いを点検する。期末試験答案の点数については、メールで申し出があればオフィスアワーの時間帯に限って説明する。

【テキスト・参考書】
資料プリントを配布する。
・参考書
岡本隆司編『中国経済史』名古屋大学出版会(2013) ほかに、熊本崇『中国史概説』白帝社(1998)、宮崎市定『中国史』上・下、岩波文庫(2015)、冨谷至・森田憲司編『中国史』上・下 、昭和堂(2016)など、その他随時紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
高校段階で「世界史」の未履修者も歓迎する。この機会に、東アジアの歴史的世界に関心を寄せてほしい。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える時間として、以下の時間を設ける。
新宮研究室(人文棟3号館7階)木曜日 12:00~13:00
電子メールでのアポイントにより他の時間帯でも面談に応じる。

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