人間情報科学概論
 Introduction to Human Information Science
 担当教員:本多 薫(HONDA Kaoru)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
人間情報科学には、人間情報に関する科学と人間に関する情報科学という2つの側面がある。この2つの側面の理解を深めるために、①人間と人間、あるいは人間と情報機械とのコミュニケーション、②人間が行う情報の処理や伝達、に焦点をあてて解説し、人間情報科学の基礎的な知識を得ることを目的とする。

【授業の到達目標】
(1)人間と情報機器のコミュニケーションと人間の情報処理を取り上げながら、人間情報科学の概要について説明できる。【知識・理解】
(2)人間と情報機械のインタフェースの視点から、情報機器の問題点を指摘し、工夫・改善することができる。【技能】
(3)「情報」と「人間」との関係を考察し、情報化社会での人間と人間、人間と情報機械との関係を分析できるとともに、情報化社会の課題を整理することができる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
情報科学、ヒューマン・インタフェイス、人間工学

【科目の位置付け】
この授業は、人間と機械との対話の問題について人間工学の観点から論理的に分析し、解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である(人文社会科学部人間文化コースのカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
以下の内容について、講義します。教科書、講義スライド、補足資料等を用いて、解説します。授業の実施形態は、対面、又はオンデマンド遠隔となる予定です。
・日程
第1回 講義の概要
第2回~第14回 以下の内容を1回ないし2回で講義する。
ヒューマン・インタフェイス(人間工学)とは
ハードウェア(入力装置、表示装置など)
人間と機械(コンピュータなど)の対話方法
ソフトウェア設計
認知工学
コンピュータ機器による作業の環境、疲労、ストレス
ヒューマン・エラー
人間の情報処理
第15回 まとめ、試験

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
毎回は、何がテーマの中心となっているのかを考えて授業に出席するとよい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・予習のあり方
事前に講義資料等を読み、分からない専門用語を調べておいてください。
・復習のあり方
毎回、授業の要点を説明するので、要点を中心に復習するとよいでしょう。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した3つの目標を達成できたことを合格の基準とします。主体的な参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の修得の度合い(論理的思考力、文章表現力など)を、レポート、試験、平常点により評価する。
・方法
レポート20点、試験60点、平常点(授業への参加状況等)20点で評価します。

【テキスト・参考書】
テキスト 村田厚生:ヒューマン・インタフェイスの基礎と応用、日本出版サービス、1998

【その他】
・学生へのメッセージ
認知情報科学を専攻していない学生でも履修できるように配慮します。
・オフィス・アワー
オフィス・アワーは、水曜日の12:00~13:00(本多薫研究室、3号館6階)です。それ以外の日でも相談を受け付けます。
確実に面談したい場合は電子メール等で事前の予約をお願いします。

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