行動科学特殊講義
 Topics on Behavioral Science
 担当教員:小林 正法(KOBAYASHI Masanori)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
感情と認知の相互作用,パーソナリティ,健康に焦点を当て,各テーマにおける重要な知見,理論,研究方法に関する知識の獲得を目指します。行動科学に留まらず,各テーマを扱った健康心理学や異常心理学の内容も扱うことで,各テーマの詳細な理解を得ることを目的とします。

【授業の到達目標】
(1)感情と認知の相互作用,パーソナリティ,健康に関する心理学的な知識を理解し説明できる【知識・理解】
(2)感情と認知の相互作用,パーソナリティ,健康に関する理論や研究方法を理解し説明できる【知識・理解】
(3)授業で取り上げる各テーマの知識を元に日常生活における出来事やニュースに心理学的視点から議論できる【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
心理学, 社会心理学,  認知心理学,  異常心理学,  健康心理学,  臨床心理学

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
応用的な行動科学の知識を学習することを通して,社会で活躍するために必要な知識と教養を身につけ,人文社会科学の高度な「専門知」を獲得し、論理的な思考能力を養うための科目です(人文社会科学部カリキュラムポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
08.働きがいも経済成長も

【授業計画】
・授業の方法
スライドを用いた講義方式で実施します。スライドは資料として配布します。実施形態は対面またはオンライン(配信),もしくは併用の予定です。
・日程
第1回 ガイダンス
第2〜5回 健康・パーソナリティ
第6回 小まとめと中間テスト
第7〜14回 感情と注意の相互作用
第15回 まとめと期末テスト

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
各テーマで取り上げる内容が異なりますが,各テーマ間で共通する点や独自な点が含まれます。したがって,毎回の出席はもちろんのこと,テーマごとに,理解が難しい点や疑問点については,復習や教員への質問を活用することで解消し,授業に臨むことを期待します。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で学んだ内容を参考に,日常生活においても健康を意識して過ごしてみてください。

【成績の評価】
・基準
一定の参加の度合いを前提とした上で,中間テストと期末テストによって,知識の修得,理解の度合い,汎用的技能(論理的思考や文章表現力など),について総合的に判定します。
・方法
以下の3点から100点満点で評価します。

参加の度合い:15点
中間テスト:35点
期末テスト:50点

【テキスト・参考書】
・参考書
島井哲志・長田久雄・小玉正博(編) 健康心理学・入門 2009 有斐閣 2000円
榎本博明・安藤寿康・堀毛一也 パーソナリティ心理学 2009 有斐閣 1900円
関口貴裕・森田泰介・雨宮有理(編著) ふと浮かぶ記憶と思考の心理学:無意図的な心的活動の基礎と臨床 2014 北大路書房 3000円
杉山崇・越智啓太・丹藤克也(編) 記憶心理学と臨床心理学のコラボレーション 2015 北大路書房 3200円

【その他】
・学生へのメッセージ
認知情報科学プログラムに所属する学生は本科目を受講してください
・オフィス・アワー
授業時間外に質問を受け付けるオフィスアワーを水曜日の12:00〜13:00に設けます(人文社会科学部4F小林研究室)。
会議や出張などで不在にすることもあるため,確実に面談したい場合は事前の予約をお願いします。

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