【授業の目的】
この授業では、現代の応用倫理学において論議の的となってきた現実的な問題群の中から、受講者の関心に応じて一定の問題を取り上げ、解決に向けての検討に取り組んでもらう。
【授業の到達目標】
現実的な社会問題が応用倫理学の中でどのように論議されてきたかについて基礎的な理解を身につけ、明瞭な言葉で表現することができる。また、その解決に向けて、討議や調査を通じて検討に取り組むことができる。
【授業概要(キーワード)】
応用倫理学 生命倫理 環境倫理 情報倫理
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は,現代の思想的状況について哲学の観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である(人文社会科学部人文社会科学科のカリキュラムポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
授業の進め方についての予備説明(初回)と応用倫理学の解説(第2回、第3回)の後、各自、取り組むテーマについて選択してもらう。その後、選んだテーマについての初歩的文献の読解・発表、より踏み込んだテーマについての発表、と2回の発表を行ってもらう。
・日程
第1回 授業の進め方について 第2回~第3回 応用倫理学についての解説 第4回~第5回 テーマ選択 第6回~第9回 発表① 第10回~第14回 発表② 第15回 まとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
この授業では学生自らが問題を探し、主体的に取り組むことが重視されます。心から興味を持てるテーマを見つけられるかどうかが重要な分岐点になります。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
一部の文献だけで議論をするのでなく、多様な検察ツールを活用するとともに、参考文献に出てくる文献表等を丹念に確認するよう心がけて下さい。
【成績の評価】
・基準
発表・レポート等の授業内での課題に取り組む態度ならびにその内容を通じて、主体的な参加、知識の修得、理解、汎用的技能の修得の四点を評価する。
・方法
次のような配分で評価します:平常点20点、発表(2-3回)40点、期末レポート等の学期末課題(40点)。
【テキスト・参考書】
テキストは指定しません。 参考書としては例えば次のようなものがありますが、その使い方については授業内で説明します。 今井道夫『生命倫理学入門 第4版』産業図書 黒崎剛・野村俊明『生命倫理学の教科書』ミネルヴァ書房 高橋広次『環境倫理学入門』勁草書房 大谷卓史・江口聡・土屋俊『情報倫理入門 改訂新版』アイ・ケイ・コーポレイション
【その他】
・学生へのメッセージ
問題についての理解を深めるための手立てとして授業内でのディスカッションを大切にして下さい。また、ディスカッションの中で気づいたことなどは、その場限りで終わりにせず、手まめに記録しておいて、その後の検討の中で生かして下さい。
・オフィス・アワー
場所:人文社会科学部2号館4階清塚研究室 前期 月曜日 12:50-14:10 後期 月曜日 14:50-16:20
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