認知情報科学基礎実習
 Introductory Practical on Cognitive and Information Sciences
 担当教員:小林 正法(KOBAYASHI Masanori),本多 薫(HONDA Kaoru),大杉 尚之(OSUGI Takayuki)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
認知情報科学における様々な研究手法を学ぶことで,行動科学,認知科学,情報科学に関する研究を実施する上で必要な知識や技能を身につけることを目的とする。本授業では,実験・調査のための基礎知識や実施手法(プログラミングや実験・調査の方法)の修得を目指す。

【授業の到達目標】
(1)認知情報科学で用いられる研究法の概要を理解し説明できる【知識・理解】
(2)認知情報科学の実験・調査を適切に準備し実施できる【技能】
(3)研究目的の達成に必要な実験・調査を提案し討議できる【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
行動科学 認知科学 情報科学 心理学 研究法

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
認知情報科学に関する研究手法を学ぶことを通して,高度な「専門知」を獲得し、論理的な思考能力を養うための科目です(人文社会科学部カリキュラムポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
各テーマについて,担当教員が中心となり,実習方式で実施します。実施形態は対面またはオンラインとなる予定です。オンラインの場合はリアルタイムか配信(オンデマンド)になるかは未定です。
・日程
第1回 ガイダンス(小林・本多・大杉)
第2〜5回 調査・実験における研究法(小林)
第6〜8回 調査・実験における分析法(小林・脇)
第9回 Linux・C言語①(本多)
第10回 Linux・C言語②(本多)
第11回 Linux・C言語③(本多)
第12回 実験プログラミング(JavaScript)①(大杉)
第13回 実験プログラミング(JavaScript)②(大杉)
第14回 実験プログラミング(JavaScript)③(大杉)
- 第15回 まとめ(小林・本多・大杉)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
実習方式であるため,全員の出席を確認した上で授業を実施します。したがって,遅刻しないようにしてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
各回が連続しているため,理解できなかったことなどは復習や教員への質問によって次回までに解決しておくようにしてください。

【成績の評価】
・基準
知識の修得,理解の度合い,汎用的技能(文章表現力や論理的思考),参加の度合いの項目を平常点とレポートによって判定します。到達目標の(1)〜(3)を達成しているかどうかが合格の基準です。
・方法
以下の2点から100点満点で評価します。

平常点:20点
レポート:80点(20点×4)

【テキスト・参考書】
・参考書
小宮あすか・布井雅人 Excelで今すぐはじめる心理統計 簡単ツールHADで基本を身につける 2018 講談社 2800円
三浦麻子(監) なるほど!心理学研究法 2017 北大路書房 2200円
大森崇・阪田真己子・宿久洋R Commanderによるデータ解析 第2版 2014 共立出版 3080円
十河宏行 心理学実験プログラミング:Python/PsychoPyによる実験作成・データ処理(実践Pythonライブラリー) 2017 朝倉書店 3000円

【その他】
・学生へのメッセージ
認知情報科学プログラムに所属する学生は本科目を必ず受講してください。
・オフィス・アワー
各担当教員のオフィスアワーは、他のシラバスを参照してください。
確実に面談したい場合は電子メール等で事前の予約をお願いします。

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