国際協力論
 International Cooperation (lectures)
 担当教員:今村 真央(IMAMURA Masao)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):国際協力のプロジェクトについて現場からの報告を通して、課題解決に向けた実践的な知見を得ます。
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
専門書を読み進めるとともに、国際協力の現場で仕事をしている専門家たちからの講義を通して、国際協力の理論と実践を学びます。具体的なプロジェクトに焦点を当て、一連の事例を通して、履修生が国際協力についての基礎的理解を深めることが本授業の目的です。

【授業の到達目標】
具体的なプロジェクトを例として、国際協力というのがどのような活動かを複眼的視点から説明できる。

【授業概要(キーワード)】
国際協力、SDGs, プロジェクト、持続可能性、環境問題、平和構築

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
02.飢餓をゼロに
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
06.安全な水とトイレを世界中に
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
 様々な国々から国際協力のプロに登場してもらい、具体的なプロジェクトを紹介してもらいます。ミャンマー、ベトナム、バングラデシュ、モンゴル、ガーナ、リベリアの6カ国からのプロジェクト紹介が予定されています。(変更の可能性があります。)ゲスト講師の多くはJICA専門家です。
 授業の最後2回では、より包括的な理解に向けて、教員が専門書を解説します。この書が期末試験の対象となります
・日程
第一回 この授業の説明(シラバス最新・完全版が配布されます。必ずこのシラバスを読んだ上で履修するか否かを決定してください。)
第2―第3回 ミャンマー(JICA専門家、国際交流基金)
第4―第5回 モンゴル(JICA専門家)
第6―第7回 ガーナ(JICA専門家)
第8―第9回 リベリア(JICA専門家)
第10―第11回 ベトナム(国連)
第12―第13回 バングラデシュ(NGO)
第14―第15回 講義:SDGsと環境政策

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
国外在住のゲスト講師が毎週登壇するため、全面的にオンライン開講となります。授業は以下のように進みます。
一週目:① 国際協力の現場でプロジェクトを率いているゲスト講師が、プロジェクトをオンラインで紹介する。② 授業後に、履修生は講師にプロジェクトについての質問を文章で送る。
二週目:③ 講師は履修生からの質問に答える。④ 授業後、教員が出す問いに応えるとともに自分の考察を提出する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業では、毎週課題が課されます。個々の能動的な姿勢が求められます。
一般的な傾向として、一週目の課題は比較的軽く、二週目の課題は比較的重くなります。
全面オンラインでの開講となりますが、担当教員はオフィスアワーなどを授業時間外に設定するのでそちらも活用してください。

【成績の評価】
・基準
国際協力プロジェクトとはどのようなものであるかを説明できること。持続可能な開発について専門書を理解しその内容を説明できることが合格の基準です。
・方法
授業後の質問・考察x 12回: 70%
期末試験 30%

【テキスト・参考書】
佐藤仁著『反転する環境国家ー「持続可能性」の罠をこえて』

【その他】
・学生へのメッセージ
世界6カ国からの講義を受けることができる画期的な授業です。山形で、世界の問題を考えましょう。
・オフィス・アワー
金曜日 13:00-16:00 (他の時間帯も可能です。事前に連絡してください。)

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