中国文学文化講読b
 Directed Reading in Chinese Literature & Culture (a)
 担当教員:福山 泰男(FUKUYAMA Yasuo)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 中国現代短編小説を選読し、中国文学・文化の特色と背景を探る。

【授業の到達目標】
 中国短編小説の読解を通し、現代中国の文化・習俗・思考様式を理解できるようになる。同時に、現代中国語中上級レベルの能力を身につける。本授業を通して日中の相互理解と平和的交流のために必要な、中国文学・言語・文化の専門的学力を養うことができる。

【授業概要(キーワード)】
中国現代小説  現代中国語語法  中国文化の特質 

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
 国際社会の平和共存と地域の発展に貢献しうる、高度な語学力・コミュニケーション力を養い、異文化・他者の多様性を十分に理解うる高い専門能力を身につける。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
 中国語ショートショートを10編ほど読み、現代中国の文学・文化について、読解・考察する。同時に中国語の語彙・語法の能力を高める。併せて、中国中国の文化的土台や背景について、発表・討論する。
・日程
第1回:ガイダンス
第2回:現代中国の短編小説を選読する。
 ~      
第11回
第12回:選読した作品の言語的・文化的特質について課題を発見し、
     考察・分析し、発表・討論する。
 ~
第14回
第15回:授業を通して解決した課題について、最終討議する。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
 毎回、一編ずつ、現代中国短編小説を選読する。参加者は分担により、担当部分を日本語に翻訳し発表する。参加者は各自、選読テクストの語彙・語法、言語的特質と文 化的特質の理解・把握に努め、上記の「到達目標」を達成する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
 予習の際は、テキストを読み可能な限り理解し、さらに疑問点を整理した上で授業に臨む。復習の際は、授業で十分理解し得なかった語法や文化的背景について理解・考察を重ね、疑問点はWebclassのチャットに送信する。

【成績の評価】
・基準
 授業の到達目標で示した現代中国文学・言語・文化の諸問題に関する基本的な知識を獲得し、それを正しく説明し発表できることを合格の基準とする。
・方法
①選読テクストの読解力・日本語翻訳の妥当性
②中国語語法の理解・運用力の水準
③中国文化に対する関心と考察力
④調査した課題とその解決について適切に発表しうるか。
以上の評価項目(約25%ずつ)の得点の合計をもって評点とする。


【テキスト・参考書】
テキスト:相原茂『ハッピーエンドの中国ショートショート』(朝日出版社、2021)
参考書:中国語語法・中国現代文化に関する参考資料は、適宜配布する。

【その他】
・学生へのメッセージ
 中国語学習歴1年以上であることが望まれる。
・オフィス・アワー
 オフィスアワー:水曜日12:00~13:00 人文社会科学部2号館4F 福山研究室
それ以外の時間であっても、メール・Webclassで連絡可能。

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