東南アジア地域論
 Southeast Asia: History
 担当教員:今村 真央(IMAMURA Masao)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
東南アジア通史を、古代から現代まで、東南アジアの通史を学びます。東南アジア独特の宗教・文化・言語のパターンについて理解を深めるとともに、この地域特有の近代化の流れを把握します。

【授業の到達目標】
東南アジア全域の大きな歴史の流れを説明できることが到達目標です。東南アジアを国別ではなく一つの地域として捉えるとともに、世界史の大きな文脈の中でその歩みを理解します。宗教、政治、経済、宗教・文化そして性と幅広く学びます。

【授業概要(キーワード)】
東南アジア、通史、環境史、経済史、世界史、グローバル・ヒストリー、

【科目の位置付け】
この授業は、東南アジアという地域について、グローバルな視点から、歴史学的枠組みをもとに理解を深めるものです。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
03.すべての人に健康と福祉を
05.ジェンダー平等を実現しよう
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
講師が古代から現代までの通史を講義します。毎週、「振り返り・考察・質問」をウェブクラスで提出してもらいます。3・4回に一回の頻度で対面授業を設け、皆さんの質問に直接その場で応える機会を設けます。
・日程
第1回 講義:授業の説明、東南アジアの気候・生態、初期国家とサンスクリット世界
第2回 講義:貿易ネットワークと都市化
第3回 講義:宗教革命と銃砲国家
第4回 講義:現地化するアイデンティティ
第5回 教員との質疑応答(対面)
第6回 講義:華人世界、熱帯プランテーション
第7回 講義:近代国家建設
第8回 講義:人口、貧農化、消費
第9回 教員との質疑応答(対面)
第10回 講義:進歩と危機
第11回 講義:権威主義的展開と商業回帰
第12回 講義:ネイションとマイノリティ
第13回 教員との質疑応答(対面)
第14回 期末試験(自由記述式)
第15回 期末試験の解説

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義は主にオンライン(オンデマンド型の動画配信)で講義しますので、最も集中できる時間に視聴してください。定期的に質疑応答の時間も設けますので積極的に活用してください。

・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
古代から現代までの通史なので、不可避的に情報量は多くなります。歴史の流れを掴むことが重要ですが、地名など最低限の固有名詞には慣れる必要があります。用語の解説は授業で伝えるとともに、資料をウェブクラスで配布します。

【成績の評価】
・基準
東南アジア史の大きな流れを理解し、自分の言葉で説明できることが合格の最低基準となります。固有名詞を記憶するのみならず、授業を通して得られた知識を用いて問いを提示することがより高い基準となります。
・方法
① 授業後の考察・質問 x 10回 = 50%
② 期末試験 = 50%
期末試験は自由記述式です。調べながら解答を作成してかまいません。

【テキスト・参考書】
この授業では教科書は用いません。資料をウェブクラスで配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
東南アジアと日本の関係は深まっています。この地域の歴史を一気に学ぶ貴重な機会です。
・オフィス・アワー
金曜日 13:00-16:00 (他の時間帯も可能です。事前に連絡してください。)

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