英米文学概論
 Introduction to Anglo-American Literature
 担当教員:中村 隆(NAKAMURA Takasi)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
ホガースの版画を通して、英国18世紀の風俗や当時の政治経済状況を含めた英国文化の諸相を読み解くことを目的とします。

【授業の到達目標】
イギリス18世紀を代表するウィリアム・ホガースの版画を図像学的に分析することで、版画を見る・読むことの基本的手順を理解できます。また、図像の中の事物・風俗・動作などが持つ意味を知ることができます。

【授業概要(キーワード)】
ホガース、英文学、イギリス文化

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、版画という図像の問題を通して、18世紀のイギリス社会の現実を今日的なグローバルな視点で捉え直す科目です。(人文社会科学部のグローバル・スタディーズコースのカリキュラム・ポリシー)

【授業計画】
・授業の方法
一方通行的な講義にならように、講義形式とグループワーク形式を織り交ぜ、講義の際に時々立ち止まり、みなさんからの積極的な意見や疑問を取り込み、積極的な議論が構築できるようにします。また、毎回、講義の途中、または最後に、コメント・ペーパーに自分の考えをまとめてもらいます。
・日程
第1回:オリエンテーション:サンプル授業
第2回: 『娼婦一代記』part 1
第3回:『娼婦一代記』part 2
第4回:『放蕩息子一代記』part 1
第5回:『放蕩息子一代記』part 2
第6回:『当世風結婚』part 1
第7回:『当世風結婚』part 2
第8回:『残酷の4段階』part 1
第9回:『残酷の4段階』part 1
第10回:『1日の4つの時』part 1
第11回:『1日の4つの時』part 2
第12回:『勤勉と怠惰』part 1
第13回:『勤勉と怠惰』part 2
第14回:『ことの前』と『ことの後』part 1
第15回:『ことの前』と『ことの後』part 2

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業で示されるパワーポイントを参考にし、講義内容をノートに取り、それを授業の後で読み返し、重要事項をよく理解できるように努めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・予習:次回の講義で取り上げる話題を告知します。その話題についてリサーチをし、それを、毎回、記録(ノート)に残す。
・復習:講義で渡された資料を読み返し、知識が体系化されるように整理し、それを毎回記録(ノート)に残す。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した版画を見る・読むことの基本的手順(または人文社会科学部のグローバル・スタディーズコースのディプロマ・ポリシー)を踏まえて、18世紀のイギリス社会の諸相・諸問題について、主体的に考察し、論述できることが合格の基準です。
・方法
コメント・ペーパー:40点(15回分の平均点)、期末レポート:60点の配分とします。

【テキスト・参考書】
テキスト:ハンドアウト(プリント資料)を使用
参考書:著者:森洋子、書名『ホガースの銅版画』、出版社:岩崎美術社、価格:1,854円(1981) 

【その他】
・学生へのメッセージ
パワーポイントや文字資料(ハンドアウト)を用いて、視覚的にも効果的な講義を目指します。疑問や質問がある時は講義の途中であれ、講義の後であれ、遠慮なく、聞いてください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を中村隆研究室(人文社会科学部3号間、6F)において、毎週の火曜日と木曜日の17:00-18:00の間に設けます。

11034001-2021-31-12305