英米文化論
 British and American Culture
 担当教員:宇津 まり子(UTSU Mariko)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
アメリカの社会や文化、歴史の諸面を、映画での描かれ方をヒントに考察し、理解することを目的とする。

【授業の到達目標】
下記日程にあげた文化現象を、歴史的、社会的背景から理解することができ、異文化を広い視野から捉えることができる。

【授業概要(キーワード)】
アメリカ文化、アメリカ社会、アメリカ史

【科目の位置付け】
国際地域社会や多文化社会に関する高度な理解力を養うために編成された人文社会科学の専門的授業の一つ(グローバル・スタディーズコースのCP6)。

【授業計画】
・授業の方法
毎回、具体的な映画に言及しながら、そこに見られる文化現象を取り上げ、歴史的、社会的背景を講義する。
・日程
1回目 オリエンテーション
2回目 家族、信仰、博愛主義
3回目 ジャズ・エイジと映画
4回目 ジェンダー
5回目 同性愛
6回目 コミュニケーション
7回目 クリスマス
8回目 フロンティアと先住民
9回目 アメリカン・ドリーム
10回目 マフィア
11回目 ベトナム戦争
12回目 ブラック・プライド
13回目 アーミッシュ
14回目 合理と非合理
15回目 まとめと期末課題の提示

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業は主としてパワー・ポイントとPDFの資料を使用して行う。PDF資料については、各自WebClassを確認すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
入手が容易な映画作品は予習として鑑賞してきて欲しい。また、授業内で興味をひかれた文化事項については、各自文献を調査し、理解を深めてほしい。

【成績の評価】
・基準
知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を判定する。
・方法
具体的には、1) 授業への主体的な参加、2) アメリカの文化・歴史の理解、3) それに基づいた映画作品の解釈、4) 論理的・明確な表現力を基準とし、授業への参加・貢献の状況30%、レポート70%で評価する。

【テキスト・参考書】
授業で用いる資料は教員が準備する。
アメリカの文化や歴史全体についての参考書としては、アメリカ学会編『アメリカ文化事典』(丸善出版、2018年)を薦めるが、文献は授業内でも適宜紹介していく。

【その他】
・学生へのメッセージ
普段映画を見る時には、提示されるままに鑑賞し、楽しんでいると思いますが、この授業を契機に、背景となる様々な歴史や文化に注意を払い、批評する目を養って欲しいと思っています。
・オフィス・アワー
月曜日7・8校時、人文社会科学部2号館4階の研究室まで。その他の時間を希望する場合には、事前に連絡をください。

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