刑事法基礎1
 Basic Criminal Law 1
 担当教員:西岡 正樹(NISHIOKA Masaki)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科総合法律コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
刑法の歴史と刑法の基本原則について理解したうえで、刑法が対象とする犯罪と刑罰の意義について焦点をあてながら、刑法を本格的に学ぶために必要な基礎的知識を修得することを目的とする。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、下記の目標に到達することができる。
(1)現在に至るまでの刑法の歴史について理解し、説明することができる。
(2)刑法の基本原則について理解し、説明することができる。
(3)刑法が対象とする犯罪と刑罰に関して基礎的な知識を獲得し、説明することができる。

【授業概要(キーワード)】
犯罪、刑罰、刑法入門、刑法の基本原則

【科目の位置付け】
この授業は、刑法を本格的に学ぶために必要な基礎的知識を修得するために編成される科目である(総合法律コースのカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
事前にレジュメを配布し、レジュメに基づく講義形式で行なう。レジュメは原則として1回前の講義時に配布する。
・日程
①刑法とは何か
②刑法の機能
③刑罰の種類と理論
④罪刑法定主義
⑤刑法の適用範囲
⑥犯罪論の体系
⑦構成要件
⑧違法性
⑨責任(有責性)
⑩未遂犯
⑪共犯
⑫罪数

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
レジュメに基づき講述・板書するので、その内容を的確に理解すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で取り扱ったテーマについて、参考書および資料を用いて理解を深め、解らない場合は質問すること。
講義を通じて理解が不十分であった点については、質問・再学習を通じて理解を確実なものとすること。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した3点について、「主体的な参加の度合い」、「知識の修得の度合い」、「理解の度合い」、「汎用的技能の修得の度合い」の4つの基準によって評価する。
期末試験においては、知識を正確に理解しているか、論理的な論述ができているかを評価の基準とする。
・方法
期末試験(80%)、授業への参加の度合い(20%)。期末試験においては、知識を正確に理解しているか、論理的な論述ができているかを評価基準とする。

【テキスト・参考書】
テキストは指定しないが、必ず最新版のポケット型六法を持参すること。
参考書については開講時に紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
刑法は難解で取っ付き難い感がありますが、理解の進度に応じてその学問的魅力が実感できる法分野です。また、刑法の存在理由やそのあり方を常に意識して学習すれば、非常に面白い学問分野でもありますので、根気強くかつ楽しく学んでくれることを期待します。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を西岡研究室(人文棟2号館3階)にて設けます。在室中は何時でも対応可能ですが、長くなる場合は事前に予約してください。

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