【授業の目的】
ビジネスは、ヒト・モノ・カネをいかに上手く使って、いかにたくさんの利益を上げるかが勝負です。企業がカネ(資金)をどのように調達して事業を経営しているのか、企業金融に関連する法律(民法・商法等)の実践的な入門編を学習するのが本授業の目的です。
【授業の到達目標】
この授業を履修した学生は、 1.民法や商法が企業の金融に実際にどのように関連するのかを理解できます。 2.売買代金の回収リスクを管理する方法(手形、担保、債権回収等)を理解できます。 3.将来企業や官公庁に就職した際に、法的視点から問題を分析して業務を遂行できるリーガルマインドを身につけることができます。
【授業概要(キーワード)】
企業金融、資本金、銀行借入、信用取引、手形、担保、債権回収
【科目の位置付け】
この授業は、さまざまな法律分野の基礎的な知識を習得し、多様な場面で応用可能な実践的能力を養成する科目です(人文社会科学部総合法律コースのカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 12.つくる責任つかう責任 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
担当教員の企業法務の実務経験に基づいて、具体的な事例を紹介しながら講義を行います。
・日程
下記の項目に沿って講義を進めますが、ひとつの項目を複数回の授業で行うこともあります。 1.ガイダンス 2.企業金融とは? 3.資本市場からの資金調達 4.金融機関からの借入 5.信用取引による資金調達 6.債権保全(担保) 7.債権回収
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
できるだけ多くの事例を取り上げて授業を進めるので、具体的な場面を想像しながら授業を聴くと理解しやすくなります。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
予習のあり方: 教材に出てくる専門用語に慣れて下さい。教材の内容で理解できた部分と疑問に思った部分を整理し、疑問点は質問して授業の時間内に解消するよう努めて下さい。 復習のあり方: 授業で学習した事柄が、新聞やテレビ等のニュースに出てきた際は、そのニュースが企業や自分の生活にどのように影響しているのかを常に考える習慣をつけて下さい。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した金融法(民法・商法等)に関する基礎的な知識について適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
上記の成績の評価基準の達成度を中間試験(50%)と期末試験(50%)により判定し、成績評価します。
【テキスト・参考書】
【テキスト】 なし(配布資料に基づいて授業を行います。) 【参考書】 必要に応じて、都度紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
ビジネスに民法や商法がどのように関わっているのか、企業活動とカネの関係を学習すれば良く分かるはずです。
・オフィス・アワー
月曜日 13:00-14:30 荒井研究室(人文社会科学部2号館3階) その他研究室在室中はいつでもOKです。
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