刑法4
 Criminal Law 4
 担当教員:西岡 正樹(NISHIOKA Masaki)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科総合法律コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
刑法各論の重要論点について最新の判例・学説を参照しながら理解を深め、具体的な事案を適切に解決することができる能力を涵養することを目的とする。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、下記の目標に到達することができる。
(1)刑法各論の重要論点に関する判例の立場を正確に理解し、説明することができる。
(2)刑法各論の重要論点に関する学説の見解を正確に理解し、説明することができる。
(3)(1)および(2)に到達することで、具体的な事案について自らの見解を論理的に表現することができる。

【授業概要(キーワード)】
犯罪、刑罰、刑法各論(応用)

【科目の位置付け】
「刑事法基礎1」、「刑法1」、「刑法2」、「刑法3」を履修済みであることが望ましい。
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
事前にレジュメを配布し、レジュメに基づく講義形式で行なう。レジュメは原則として1回前の講義時に配布する。
・日程
①個人的法益に対する罪(特に財産に対する罪)
②社会的法益に対する罪(公共の安全・信用に対する罪、風俗に対する罪)
③国家的法益に対する罪(国家の存立・作用に対する罪)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
レジュメに基づき講述・板書するので、その内容を的確に理解すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で取り扱った(取り扱う予定の)テーマについて、参考書を用いて理解を深め、解らない場合は質問すること。
講義で取り扱うテーマについて、事前に配布されるレジュメに基づき、その概要 を把握し、疑問点を明確にしておくこと。
講義を通じて理解が不十分であった点については、紹介する参考書および質問によって、 理解を確実なものとすること。

【成績の評価】
・基準
「主体的な参加の度合い」、「知識の修得の度合い」、「理解の度合い」、「汎用的技能の修得の度合い」の4つの基準によって評価する。
期末試験においては、知識を正確に理解しているか、論理的な論述ができているかを評価の基準とする。
・方法
期末試験(80%)、授業への参加の度合い(20%)。期末試験においては、知識を正確に理解しているか、論理的な論述ができているかを評価基準とする。

【テキスト・参考書】
テキストは指定しないが、必ず最新版のポケット型六法を持参すること。
参考書については開講時に紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
刑法は難解で取っ付き難い感がありますが、理解の進度に応じてその学問的魅力が実感できる法分野です。また、刑法の存在理由やそのあり方を常に意識して学習すれば、非常に面白い学問分野でもありますので、根気強くかつ楽しく学んでくれることを期待します。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を西岡研究室(人文棟2号館3階)にて設けます。在室中は何時でも対応可能ですが、長くなる場合は事前に予約してください。

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