【授業の目的】
比較政治学1に引き続き、この講義においても、比較政治学における主要なテーマを取り上げ講義するが、各テーマの基本的概念、中心的検討課題、そして最新の理論を理解する。また、先進資本主義国の政治の比較分析によって、現代日本政治の課題を比較政治学的に分析できるようになることを目的とする。
【授業の到達目標】
比較政治学の基本的な分析概念と理論とを習得し、また先進資本主義諸国の政治の現状についての基本的な知識を身につけることができる。
【授業概要(キーワード)】
権威主義体制、政党と政党システム、執行府、議会、ポピュリズム
【科目の位置付け】
この授業は、現代社会の問題について政治学の観点から論理的に分析し、解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
主としてテキストを用いて講義するが、補助教材として配付資料も用いながら授業を進めていく。
・日程
第1回 比較政治学の方法と課題―講義の概要 第2回 権威主義体制① 第3回 権威主義体制② 第4回 選挙制度① 第5回 選挙制度② 第6回 政党と政党システム① 第7回 政党と政党システム② 第8回 執行府・議会関係① 第9回 執行府・議会関係② 第10回 福祉国家① 第11回 福祉国家② 第12回 新自由主義 第13回 ポピュリズムと民主主義① 第14回 ポピュリズムと民主主義② 第15回 試験とまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
指定されているテキストを購入し、テキストや配付資料の重要箇所の線を引くなどして活用してください。また板書をノートに筆記し内容の理解に努めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業科目では、以下の課題を課します。単位制度の実質化のために、授業外における以下の予習・復習等の自主的な学習に取り組んでください。 1)準備学修に必要な学修時間の目安は以下の通りです。 2時間/週 2)授業の宿題として指定された問題は必ず提出するとともに、テキストや参考文献に目を通して、内容の適切な理解に努めてください。 3)授業で習った内容に関連することを、自ら図書館やインターネット等で調べて理解する努力が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した比較政治学2の基礎的な事項について適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
課題レポート10点×3=30点、中間テスト20点、期末テスト50点の配分とする。
【テキスト・参考書】
1)この授業ではテキストとして、粕谷裕子『比較政治学』(ミネルヴァ書房)を使用します。 2)参考書は、講義中に随時紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
講義中に学生諸君にしばしば問いかけ、回答を求めます。積極的に講義に参加してください。
・オフィス・アワー
授業に関する質問は、講義終了後に受け付け回答します。
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