社会学概論
 Sociology
 担当教員:庄司 貴俊(SHOJI Takatoshi)
 担当教員の所属:人文社会科学部非常勤講師
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
1.社会学に関する知識を身に付ける。
2.社会で起こっているさまざまな事象について考える力を養う。

【授業の到達目標】
(1)社会学という学問の概要を理解することができる.【知識・理解】
(2)社会学が扱う諸テーマについて基礎的知識を身につける.【知識・理解】
(3)社会学の概念を使って,社会現象のメカニズムについて考察できるようになる.【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
社会学,ジェンダー,意図せざる結果

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は,社会学とは何か,社会学に何ができるのかを学ぶために編成される科目である(人文社会科学部人文社会学科のカリキュラム・ポリシー).

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう

【授業計画】
・授業の方法
広く現代社会の諸課題を取りあげ,関連する社会学の概要を講義する.
授業時間中にミニレポート作成の時間を設ける.
・日程
この授業は原則毎週火曜日5-6校時目(13:00-14:30)、以下のテーマと順序で行います。

第1回 社会学とは何か なぜ社会学はいろんなテーマを扱うの
第2回 性差からみる社会 なぜ主婦の家事労働はタダなの
第3回 性差からみる社会 続き なぜ私ばかりお手伝いするの
第4回 性差からみる社会 続き なぜ同性愛に対して否定的意見があるの
第5回 意図せざる結果 なぜ資本主義は成立したの
第6回 意図せざる結果 続き なぜ私たちの食とアフリカの貧困が関係あるの
第7回 予言の自己実現 なぜ予言は当たるの
第8回 予言の自己実現 続き なぜ「寝たきり老人」はいないの
第9回 個人を取り巻く集団 なぜ不満を感じるの
第10回 ラベリング論 なぜ少年犯罪は増えるの
第11回 ダブルバインド なぜ恋愛は成就しなかったの
第12回 役割演技 なぜ審判は堂々としているの
第13回 死 なぜ自殺は起こるの
第14回 擬似環境 なぜ私たちは観光名所を巡るの
第15回 試験とまとめ これまでの講義についてのまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業で示されるパワーポイントを参考に講義内容をノートに筆記するなどにして内容の理解に努めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で取り上げる事柄をもとに、メディアで取り上げられている出来事について考え、考察を深める訓練をすること.

【成績の評価】
・基準
ミニレポートと試験によって,
(1)社会学という学問の概要を理解することができる.
(2)社会学が扱う諸テーマについて基礎的知識を身につける.
(3)社会学の概念を使って,社会現象のメカニズムについて考察できるようになる.
の各項目が達成できた程度を測り,総合的に評価する.
・方法
ミニレポート40%,試験60%.

【テキスト・参考書】
参考書:金菱清『新・体感する社会学』新曜社

【その他】
・学生へのメッセージ
授業で扱ったトピックを,小集団科目(ゼミなど)での自主的な研究につなげ深めることが重要です.そのことを意識して,授業に取り組みましょう.
・オフィス・アワー
授業に関する質問は各回の授業終了後に受け付けます。その他メールでも対応します。メールアドレスは初回講義でお知らせします。

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