地誌学
 Regional Geography
 担当教員:山田 浩久(YAMADA Hirohisa)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科地域公共政策コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
身近な地域を取り上げ,地域の構成要素を整理しながら,それら相互の関連から地域が形成されていることを学ぶ。グループディスカッションによって地域に対する自らの意見を形成し,必要な施策を提案する。

【授業の到達目標】
地域が自然環境や歴史的背景から説明されることを知ることができる。
地域の現状と課題を論理的に説明することができる

【授業概要(キーワード)】
地域,共生,産業,活性化,持続可能性

【科目の位置付け】
この授業は,地域の課題を地誌学の観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
02.飢餓をゼロに
03.すべての人に健康と福祉を
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
身近な地域を取り上げて,地域の特徴を地誌学的な観点から整理することによって地域の抱える問題を個別に紹介していく。
・日程
第1回.講義の進め方とガイダンス
第2回.地誌学の定義と目的
第3回.自然との共生
第4回.山形県の市町村
山形市の事例
第5回.扇状地の土地利用
第6回.城下町の特徴
第7回.近代都市の成立
第8回.都市の持続可能性
米沢市の事例
第9回.地域の閉塞性
第10回.米沢織の歴史
第11回.基幹産業の変容
酒田市の事例
第12回.最上川舟運
第13回.港町酒田の盛衰
第14回.市街地再生に向けた試み
まとめ
第15回.地誌学の必要性

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義内容をしっかりとノートに書き残し,自らの意見を持つようにする。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
予習に関しては,講義で取り上げる地域の情報を収集しておく。
復習に関しては,講義内容やその感想を整理し,自分の考えをまとめておく。

【成績の評価】
・基準
1)講義後にミニッツペーパーの提出を課し,授業の参加度を評価する。地域を自然環境や歴史的背景から説明できることを合格の基準とする。
2)学期末にレポートを課す。地域の現状と課題を論理的な文章で表現できることを合格の基準とする。
・方法
ミニッツペーパー(4点×15回)を60点で評価し,期末のレポートを40点で評価する。

【テキスト・参考書】
教科書:山田浩久『地図でみる山形』,海青社.
参考書:北川忠明・山田浩久『地方都市の持続可能な発展を目指して』.山形大学出版会.
    山田浩久『地域連携活動の実践』.海青社.

【その他】
・学生へのメッセージ
まちづくりや観光について興味があり,コメントを求めた際には積極的に発言できる学生を特に歓迎する。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を山田研究室(人文社会科学部棟3号館6階)において,木曜日の8:50〜10:20の間に設ける。出張等で不在の場合があるので,確実に面談したい場合は事前にWebClassのメールで連絡を入れること。COVID-19の感染拡大等により,大学への立ち入りが困難な場合には,WebClassのメールで質問を受け付ける。

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