現代社会学
 Modern Sociology
 担当教員:阿部 晃士(ABE Koji)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科地域公共政策コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
社会現象のメカニズムを実証的に探る社会学の考え方を身につけ、労働、教育、階層などにかんする現代社会のさまざまな現象をデータに基づいて理解することを目的とする。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、
(1)社会現象のメカニズムを探る社会学の考え方を理解することができる。【知識・理解】
(2)現代社会のさまざまな現象についてのデータを適切に解釈できる。【知識・理解】
(3)現代社会が抱える課題やその解決策について、データに基づいて多角的に考察できるようになる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
社会学、労働、教育、階層、家族、福祉、社会意識

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、社会現象のメカニズムを実証的に探る社会学の考え方を身につけ、現代社会のさまざまな現象をデータに基づいて理解するために編成される科目である(人文社会科学部人文社会学科のカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
08.働きがいも経済成長も
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
授業の実施形態は対面の予定です。
労働、教育、階層などのテーマごとに、社会学による研究の概略と論文例に基づき講義する。また、テーマに関連する現代社会の課題や解決策について、ディスカッションを交えながら理解を深めていく。
・日程
第1回:現代社会と社会学の視座
第2回:現代社会と社会学の方法
第3回:労働の社会学1(研究の概略)
第4回:労働の社会学2(論文例の確認)
第5回:教育の社会学1(研究の概略)
第6回:教育の社会学2(論文例の確認)
第7回:階層の社会学1(研究の概略)
第8回:階層の社会学2(論文例の確認)
第9回:家族の社会学1(研究の概略)
第10回:家族の社会学2(論文例の確認)
第11回:健康・医療・福祉の社会学1(研究の概略)
第12回:健康・医療・福祉の社会学2(論文例の確認)
第13回:社会意識の社会学1(研究の概略)
第14回:社会意識の社会学2(論文例の確認)
第15回:まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
配布資料をWebClassから入手し、目を通してから受講すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で取り上げる論文以外に、紹介する参考文献を積極的に読み学習すること。

【成績の評価】
・基準
ミニレポートと試験により、
(1)社会現象のメカニズムを探る社会学の考え方を理解することができる。
(2)現代社会のさまざまな現象についてのデータを適切に解釈できる。
(3)現代社会が抱える課題やその解決策について、データに基づいて多角的に考察できるようになる。
の各項目が達成できた程度を測り、総合的に評価する。
・方法
3分の2以上の出席を成績評価の前提とする。ミニレポート50%、試験50点%により評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト:数理社会学会(監修)・筒井淳也ほか(編), 2015, 『計量社会学入門:社会をデータで読む』世界思想社.(2,800円+税)

【その他】
・学生へのメッセージ
現代の社会が抱える種々の課題に関心を持ち、その解決策を考える習慣をつけましょう。
・オフィス・アワー
木曜日12時45分から14時15分 阿部晃士研究室(1号館4階)
(WebClassの掲示板やメッセージでの連絡を基本としますが、面談が必要な場合は応じます。用務にて不在の場合もあるため、メールにて事前連絡のこと。)

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