国際経済学b
 International Economics b
 担当教員:時任 翔平(TOKITO Shohei)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
貿易の構造が発展するとともに貿易理論も発展を続けています。本講義では、発展的な貿易モデルの構築と実証を通して貿易の持つ様々な効果について理解を深め、国や企業の経済活動や貿易・経済政策に対する多面的な見方・考え方を身に着けることを目的としています。

【授業の到達目標】
(1) 新しい貿易モデルにおける利益について説明できる。【知識・理解】
(2) 各種貿易モデルについて説明できる。【技能】
(3) 貿易理論を用いて経済・貿易政策など現実の問題について討議できる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
産業内貿易、アウトソーシング、付加価値貿易、環境問題

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
国際経済への理解を深めるため,貿易理論について基礎的な知識を得ることを目的とする。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
10.人や国の不平等をなくそう
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を

【授業計画】
・授業の方法
1)スライドと板書を併用して講義を進めます。国際貿易に関連するニュースも取り上げていきます。
2)各自ノートを取って、わからない部分はその都度質問をしてください
・日程
第1回 ガイダンス
第2回 規模の外部経済と国際貿易
第3回 規模の内部経済と産業内貿易
第4回 独占競争と産業内貿易モデル
第5回 独占競争と産業内貿易モデル
第6回 企業の輸出判断
第7回 独占競争とメリッツモデル
第8回 独占競争とメリッツモデル
第9回 多国籍企業とアウトソーシング
第10回 多国籍企業とアウトソーシング
第11回 国際分業とグローバルバリューチェーン
第12回 国際分業とグローバルバリューチェーン
第13回 国際貿易と環境
第14回 国際貿易と環境
第15回 期末試験と解説

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)板書や授業スライドをノートに写すだけでなく、口頭での説明もメモしておくと復習に役立ちます。
2)講義中でなくてもいいので、わからない部分は積極的に質問してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業科目では,以下の課題等を課します。単位制度の実質化のため,授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取り組んでください。
1)準備学修に必要な学修時間の目安は1.5時間/週です。(注)大学院設置基準で,1単位の授業科目は45時間の学修を必要とする内容をもって構成することが標準と定められています。
2)国際経済学aを履修しておくと理解しやすくなります。
3)各貿易理論について基本的に回を跨いで学んでいきますので、毎回講義前に前回の復習をしておくと理解が深まります。
4)章ごとに課題を出しますので、必ず取り組み、わからない場合は質問をして、理解したうえで提出してください。
5)基本的に講義のみで理解できるようにしますが、参考図書を読むことでさらに理解を深めることができます。読み物として面白い書籍も紹介するので是非手に取ってみてください。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した3つの項目について、各章での課題と期末テストを通して判断し、合格の基準とします。
・方法
課題70点,期末テスト30点

【テキスト・参考書】
この授業の参考書として『P. R. クルーグマン他著(山形浩生他訳)「クルーグマン国際経済学 理論と政策(原書第10版)上・貿易編」(丸善出版)(2017)』、『清田耕造他著 「実証から学ぶ国際経済」(有斐閣)(2017)』、『猪俣哲史著 「グローバルバリューチェーン 新・南北問題へのまなざし」(日本経済新聞出版社)(2019)』があります。

【その他】
・学生へのメッセージ
国際経済学bでは、国際経済学aで学んだ国際貿易の理論を踏まえて講義を行っていきます。国際経済学aを受講している事が望ましいですが、受講していない生徒にも理解できるような講義にしますので、主体的な参加をお願いします。
・オフィス・アワー
講義時間外で意見・質問等がある場合、WebClassのメッセージを活用してください。また、直接面談したい場合は授業前又は後に受け付けます。

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