【授業の目的】
現代社会において企業社会で生活する上で必要とされる経営学に関する知識について学習し、企業はどのような意図のもとに振る舞っているか、またそれらの行動を行うためにはどのようなしくみが必要なのかについての理解を深め、企業行動の理解と予測が出来るようになるための基礎知識を得る。特に企業の経営的意思決定と関連性が高い、企業ガバナンス・経営戦略・組織のデザインに関する内容について学習する。 この授業は講義形式で行い、経営学系の各科目を受講・理解するにあたり、前もって修得しておくべき基礎知識を受講生に提供することに加え,企業経営を分析する基本的な能力を身につけるために各種の事例についての解釈を通じて理解を深める。
【授業の到達目標】
・ 経営学の専門科目を履修する上で必要となる基礎知識を身につけることができる。 ・ 経営の基本的な知識を説明することができる。 ・ 企業経営で用いられている諸概念についての関連性について身につけることが出来る。 ・ 企業経営を分析する上での基本的な枠組みのもとに経営分析を行うことができる。 ・ 企業行動について理解しそれらの行動のもつ意味を感じることが出来る。
【授業概要(キーワード)】
現代企業、組織構造、経営戦略、労務管理
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
この授業は,企業の問題について経営学の観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である(人文社会科学学部のカリキュラム・ポリシー)。 なお,本授業を受講する前に,総合講座Ⅲを受講しておくことが望ましい。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
テキストを元に授業を進める。毎回レジュメを配布し、パワーポイントによる講義を行なう。また、各階の理解状況を確認するためにコメントペーパー等で適宜質問等を行う。
・日程
1.企業はどのように経営されるか 2.市場と企業の関係 3.経営学はどのような学問か 4.新しい企業のあり方 5.経営はどのように変わってきたか 6.株式会社と所有権 7.企業は誰のものか 8.経営理念の役割 9.事業領域の決定 10.経営戦略の策定 11.自社の資源と競合の分析 12.企業組織の類型 13.日本における組織形態の特徴 14.企業グループと所有形態 15.組織境界の決定
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
自主的かつ主体的に取り組み、予習復習をおこない講義内容を理解して下さい。また不明な点がある場合は適宜質問するようにして下さい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
日常の中で接する企業や経済ニュースについて経営学的な解釈を試みてみてください。予習復習が重要ですので、わからない部分はテキストや参考書に目を通してください。
【成績の評価】
・基準
毎回行うコメントペーパーにより学習への主体的参加度、並びに期末試験による知識の習得度合い,と理解度を評価する。また、期末試験における評価基準として、文章のわかりやすさ論理一貫性もその評価基準とする。
・方法
定期試験において講義で紹介した概念並びに概念間のつながりを理解できるかによって評価する。評価は試験結果に基づきおこなう。
【テキスト・参考書】
参考書: 上林 憲雄 等「経験から学ぶ経営学入門」有斐閣ブックス 2,592円(税込)
【その他】
・学生へのメッセージ
「組織論」、「マーケティング」、「経営情報」、「中小企業論」などの経営関連科目授業の履修を考えている学生は、本授業を履修しておくことが好ましい。
・オフィス・アワー
月曜日(11時00分~14時) メールで予約があった場合、随時受け付ける。
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